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「生きることが『自己責任』でない社会」を!


先日、「一人ひとりに届ける福祉が支える フランスの子どもの育ちと家族」の著者・安發明子さんがzoom参加しての「児童館+(プラス))に参加。

日本で生活保護ソーシャルワーカーをしていてバーンアウトを経験した安發さんがフランスでの出産・子育てを通して見聞した、子どもと家族を社会全体で支えるフランスのあり方をレポートした一冊。
「生きることが『自己責任』でない社会」としてのフランスと、往々にして個人の「自己責任」が問われがちな日本との対比が本書の軸。
これを読んだ上で参加するという会。

今年1月、安發さんが来日した際にお会いし、フランスの児童福祉への興味がグッと広がった。

今回は、児童館職員が主催。
副区長や子ども若者部長はじめ、子どもに関わる所管の行政職員もたくさん参加。さらには都市デザイン課長、係長も参加していたことはかなり嬉しい。もちろん、子育て支援員、教員、研究者など多種多様な子どもに関わる方々が所狭しと集まっていた。

◎ (役所のソーシャルワークにおいて)異動は人権侵害?異動の仕組みは責任の所在を曖昧にするだけ。誰が何をしなかったのかが分からなくなる。利用者の評価(口コミ)によって自ずと淘汰されていく。

◎組織における理不尽なこと、おかしいことに適応してしまう→パワーレスサイクル。公務員が利用者を見るのではなく、自分を評価する人たちを見るようになってしまうことも。

◎フランスの役所の総合窓口は1階のみ、たらい回しなし。

◎「手ぶらで返すんじゃないよ」を世田谷のケースワーカーのキーワードに。(←激しく賛同)

◎ソーシャルワーカーの専門職→知識がある人ではなく「あり方」を持っている人。高度なスキル。

◎ フランスは週35時間勤務。これを超えた場合は高い給料を払う。新たに家族を担当する場合(例えば学校の先生がある生徒のチューターとなった場合等)、別の契約書を結び別の給料をもらう。それにより質を担保。

◎ どこに聞けば良いか分からないことをソーシャルワーカーに聞くことによってさまざま支援に結びつく。

などなど…盛りだくさんのメモ。
とりあえずすぐにでもなんとかしたいところを抜粋してみた。

そして、改めて利用者支援事業の大切さを実感。
世田谷区がNPOに委託している地域子育て支援コーディネーターは、未就学児だけでなく、小学生保護者までを対象とできないものか。法的には18歳まで可能。あと、スクールソーシャルワーカーの機能も重要だよね。「教育と福祉の連携」とよく言われるが今はただのかけ声にしか聞こえない。

世田谷区にも支援はたくさんあるのに、知るべき人にリーチしていなかったり、事業がいろんな所管に渡り、その狭間に落ちる人たちが少なからずいるのは事実。相談窓口の守備範囲は自身の所属する事業だけでなく庁内全ての資源を総ざらいにするくらいでないと。なんなら民間の地域資源だってかき集めて。
区民の方々から相談を受ける中で縦割りの弊害を実感しているところ。まずここをなんとかするところからか。

児童館+(プラス)↓
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#中山みずほ #世田谷区議会議員中山みずほ
#こどもの日 #児童福祉 #子育て支援 #利用者支援事業 #ソーシャルワーカー #ケースワーカー #生活支援

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20 いいね! ('25/05/09 02:01 時点)