
1942年、宮城県生まれ。高校進学に伴い上京。大学卒業後、町工場などでの勤務を経て、33歳のときに独立。その後、30年以上代表を務め、海外に工場を作るなど、最大298人の社員を抱える。事業を大手企業へ売却の後、引退。70歳の頃に、ゲートボールを初プレー。そこからのめり込み、現在は大田区ゲートボール協会の副会長・理事長を務める。
あっという間にハマったゲートボール

ゲートボールを始めたきっかけを教えてください。
33歳で起業して以来、30年以上関わっていた自分の会社を大手企業へ譲渡し、少し自由な時間が増えたタイミングで、『シニアクラブ連合会』へ入りました。その中で、紹介されたのが“ゲートボール”。近くの公園でやっているということで、見に行ったところ、あっという間にハマってしまい、やめられなくなりました(笑)。70歳の頃に初プレーしてから、間もなく15年になりますが、まったく飽きる気配はないですね。私は宮城県の白石市で生まれました。工業高校へ行く際に上京し、以降、大学・社会人と、ずっと東京に住んでいます。町工場で働いていたときに、取引先で経理をやっていた素敵な女性と出逢い、その後結婚。33歳のときに電子部品を作る事業を起業しました。30年以上かけて、国外に工場を持ち、最大で298人の社員を抱える会社になりましたね。ゲートボールは、チーム戦の競技で、制限時間内に高得点になるようなプレーを狙いつつ、相手チームの得点を防ぐプレーが求められます。プレーの質を上げるためのポイントやコツには、事業をやっていたときのノウハウやスキルが活かされていますよ。
会の特徴はどのような点にありますか?
毎週土曜日の朝9:00~六郷土手のゲートボール場で練習しています。練習は自由参加なので、みなさん気軽に参加していますね。自宅の近くの公園などで週に何回も練習することで、毎週どんどんプレーの質が上がっている人もいますよ。モチベーションの一つが、大会への参加。区内で行われる大会や、TGU(東京ゲートボール連合)主催の大会などに参加しています。大会に出たい人が多い場合、他のエリアでは、声の大きい人や、過去に高い地位にあった人などが選ばれがちで、不公平感が問題になると聞いたことがあります。しかし、ウチではそんなことはありません。練習の時点から、誰がどれだけ得点を取り、チームに貢献するプレーをしているかを、すべて数値化してデータとして集計しているからです。大会に出るからには、少しでも良い成績を残したいと考え、得点の期待値をもとにチームを編成しています。その甲斐もあり、昨年は東京都大会で男子が優勝し、今年7月に開催される全国大会へ出場します。練習や大会以外のイベントとしては、新年会や親睦旅行、総会なども行われています。大田区内には、12のゲートボールクラブがあるため、お近くの公園や、ご都合の良い曜日・時間帯に合わせて参加していただけます。
健康維持から競技志向まで幅広く

どんな方が参加されていますか?
大田区在住・在勤・在学の20歳~99歳まで、約150人がメンバーとして登録されています。六郷土手で行う、土曜日の朝の練習に来るメンバーは、そのうち10人~15人ですね。いつも楽しく和気あいあいとプレーしています。平均年齢は85歳前後なので、ちょうど私が真ん中くらい。大会出場を目指しているメンバーは、全体の2割~3割ほどで、多くの人は健康維持のために、天気の良いときに近くの公園でプレーしています。大田区には多くの外国籍の人がお住まいなので、もちろん外国の人もウェルカムです。大田区のゲートボールは、昔相当強かったみたいなので、またそうなると嬉しいですね。ゲートボールに必要な道具はスティックだけなので、気軽に始められますよ。会で貸出もしていますので、興味を持たれたら是非、手ぶらで見学に来てください。ご連絡をお待ちしています。
インタビュー後記
チームで戦略を立てて戦う、知的で健康的な陣取りゲームと言われるゲートボール。その競技をこよなく愛し、健康維持から競技志向まで、幅広い思いを持つメンバーをまとめているのが、30年以上事業を行っていた元経営者ということに納得。ゲートボールのメンバーが過去の社員数を超える日は近い。
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