#鳥の眼で見るセタビ 」最終回。
世田谷美術館2階にある建築模型から、パフォーマンス事業のお話をもうひとつ。
今日のテーマは、くぬぎの広場です。

立派なクヌギの木を切り倒さないことを条件に建てられた、世田谷美術館。
その木は、ガラス窓の渡り廊下だけでなく、1階展示室からも眺められるようになっています。展示室にも、スクエアの大きなガラス窓がはめ込んであるからです。

館内にいても周囲の自然環境を感じることができ、野外にいても建物の中で起こっていることを見ることができる。
そんな建築プランの魅力を引き出したパフォーマンス作品のひとつに、鈴木ユキオさん(YUKIO SUZUKI Projects)のものがありました。「INSIDE/OUT 建築の時間・ダンスの瞬間」(2009年12月)というイベントに合わせて構成・振付していただいた『etude』という作品です。

画像2枚目は、そのときの様子。
秋口からクヌギの落ち葉を、当館のお掃除スタッフのみなさんに毎日毎日集めておいていただき、それを広場いっぱいに敷き詰めて、鈴木さん、そして安次嶺菜緒さん、加藤若菜さんが踊りました。
クヌギの樹上には、冠のようにLED照明を。これは藤本隆行さんによるものです。
広場に響き渡ったのは、内橋和久さんの音楽でした。
そんな異世界さながらの状況を見事に写真にしてくださったのは、まるやゆういちさんです。

展示室の窓から明かりが見えます。「内井昭蔵の思想と建築」展を開催中でした。この美術館を建てた建築家の仕事を紹介し、魅力を伝えることがポイントの展覧会だったので、すべての窓を見えるようにしてあったのです。

日が落ちたあとの真冬のパフォーマンス。野外でかたずをのんで見守ったみなさん、展示室内から、あれは何?とびっくりしながら見ていたみなさん、お立会いいただいてありがとうございました。まだ当館にいらしたことのないみなさん、機会があれば、このくぬぎの広場にもぶらりとお越しください。
___________

#世田谷美術館 #setagayaartmuseum
#公園の中の美術館 #セタビ #美術館 #美術館巡り
#東京美術館 #建築写真 #空間デザイン #内井昭蔵
#建築デザイン #模型 #建築模型 #パフォーマンス
#architecturemodel #tokyomuseums #tokyoexhibition #yukiosuzuki #鈴木ユキオ #まるやゆういち

続きは Instagram で

100 いいね! ('24/04/24 02:00 時点)