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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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桜が満開。その後気温が下がり雨が続く。

新年度は初日から寒いですね。

みなさまご自愛ください。



1、日本は加工貿易国と習ったはずだが

日本は原料を輸入し製品を輸出する

加工貿易の国」。中学の社会科では

そう習ったはず。

 

しかし最近の日本経済はそうではなくなって

います。

2021年貿易統計では約85兆円の

輸入のうち、

 

第1位  原油(8.2%)

第2位  液化天然ガス(5.0%)

第3位  医薬品(4.9%)

第4位  半導体等電子部品(4.0%)

第5位  通信機(3.9%)

 

と3位以下にハイテク製品が並びます。

 

日本は急速に「製品輸入国」に変貌しつつ

あるのです。

最新鋭のスマホから新型コロナウィルスの

ワクチンまでがすべてが輸入品なのです。

(日経4月1日21面『大機小機』より)

 

 

2、買い負けしたらどうなるの?

 

ロシアのウクライナ侵攻で輸出入の影響が

叫ばれていますが、日本っていまこうなん

ですね。

改めて知るとがくぜんとします。

 

エネルギー価格の高止まりが続くと貿易赤字

が相当な水準に膨れ上がると思われます。

 

経常収支が黒字なのも見せかけだけで、

日本企業の海外法人からの配当や為替の

特別会計で保有する米国債の金利が支えて

いるとのこと。これはほとんど円に転換される

ことはありません。

 

エネルギーから食料から医薬品、電子機器

まで輸入しまくってて日本は本当に大丈夫

なのか?

円安が進行して他国に「買い負け」

する心配をしてしまうのです。

 


(了)




石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

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ishizuka@keiei-c.jp