昭和63年3月生まれ。東京都日野市出身、大東学園〜ウェルネススポーツ専門学校卒。いくつかの職業を経て23歳のとき、友人の葬儀に参列したのをきっかけに葬儀業界に興味を持つ。趣味はバレーボール。

 思いが詰まったご葬儀にしたい

どのような方からのご依頼が多いのでしょうか?

最近は、家族葬や火葬のみでお別れを済まされる方も増えてきましたが、一般的なご葬儀や社葬など規模の大きなご葬儀にも対応しております。弊社には、川崎市に家族葬用のホールがありますが、そこでご葬儀をなされる方は全体の3割くらい。それ以外は、お近くにある500カ所の葬儀場をご紹介しています。

ご相談者との打ち合わせの際に大切にしていることは何ですか?

ご葬儀にかかる費用やセットプランの内容は、弊社のホームページやパンフレットなどに掲載されていますので、それほど気を遣うことはありません。もちろん、間違った説明をしないように気を付けますが、そうしたことよりも大切なのは、ご遺族のみなさまの故人への思いを理解することです。最後のお別れの儀式なのですから、みなさまの思いが詰まったお葬式にしたい。ですから、本当のお気持ちを伺うことを、まず心掛けています。


過去にはお亡くなりになられた方がお好きだった競馬中継のDVDを会場で流したことがありますし、ホームビデオの撮影がお好きだった方のビデオを流したこともあります。お孫さんがフルートやバイオリンを演奏してお送りした御葬式も心に残っています。

 

また、社葬などの場合は、会社との関係で気を遣わなければならないこともあります。ある飲料メーカーの役員の方が亡くなられたときは、参列者が500人規模という大きなお葬式だったのですが、飲み物はすべてそのメーカーの商品にしてほしいというご依頼もありました。


生前の人柄や思いを祭壇に生かす

佐原さんは祭壇づくりがお得意だとお聞きしました

祭壇は葬儀プランや宗派によって、最初から決まっているのだろうと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、祭壇に決まりごとはほとんどありません。もちろん、宗派やプランの内容によってできないこともありますが、亡くなられた方の生前の意思やご家族のご意向によって、アレンジは可能です。もちろん、私たちもできるだけご意向に添えるよう、お話を伺い、ご祭壇づくりに反映させます。私の経験でいえば、トラック運送会社を経営していた社長さまのご葬儀で、会社の4トントラックにお花を施し、祭壇はトラックのエンブレムをかたどったこともありました。

そのような祭壇をつくると、ご家族やご会葬者さまからも喜ばれるでしょう

ご葬儀が終わった後で、ご遺族さまから「祭壇がイメージ通りだった」というお言葉をいただくとうれしいですね。祭壇で大切なのは、色合いだと思います。葬儀の生花は白というイメージがあると思いますが、亡くなられた方が明るい色がお好きだったのであれば、明るい色の花で祭壇を彩ることもできます。さきほども言いましたが、祭壇に決まり事はありません。ですから、「祭壇の色が私たちのイメージ通りだった」と言われると格別な思いがします。そして、最後に「あなたに任せて良かった」とおっしゃっていただければ、感無量です。


担当者との相性がよいご葬儀の秘訣

葬儀社を選ぶ際に大切なことはなんでしょうか

葬儀社はどこを選んでも同じというわけではありません。会社によって費用やプランの内容が多少異なることがあります。でも、それ以上に大切なのは、親身になって話を聞いてくれ、最大限努力してくれる担当者に巡り会えるかどうかです。手抜きをする葬儀社はないと思いますが、人には相性がありますから、どうしても互いにイメージが合致しないということもあります。ですから、悔いのないご葬儀を執り行うには、自分たちにあった葬儀社、担当者を探すことが大切です。お忙しいでしょうが、ホームページに書かれていることを鵜呑みにせず、実際に何社か訪れて、会社の雰囲気を感じたり、担当者と直接話したりすることが大切です。

できれば、事前に相談しておかれると不安も抑えられると思います。

ご葬儀に関わる仕事は好きですか

この仕事をする前に、ホテルマンになろうかなと考えていた時期もあるのですが、結局、この道を選びました。気持ちが最高潮に高揚しているご婚礼の場より、みなさまの気持ちが沈んでいるご葬儀のほうが遙かに対応が難しい。お客様のお相手をする仕事の中で、葬儀が一番難しいと思います。毎日、新たな発見があり、勉強し続けなくてはならない。だからこそ、この仕事を極めたいんです。まだまだ道は遠いですが。


インタビュー後記

 祭壇の話になると、声の調子が変わり、生き生きと話される姿が印象的でした。本当に葬儀という仕事が好きで、誇りを感じていることが伝わりました。故人らしいご葬儀で、お別れをしたいと考えている方は、株式会社ひまわりコーポレーション「お葬式のひなた」で佐原さんをご指名してはいかがでしょうか。

お問い合わせ

株式会社ひまわりコーポレーション(屋号:お葬式のひなた)

東京都世田谷区砧2-4-3(世田谷事務所)

川崎市麻生区高石1-23-8(川崎事務所)

お電話: 0120-40-2220(24時間365日対応)

*お電話相談の際、『区民ニュース』の佐原さんの記事を読みました。とお伝え下さい。

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