洗足流れとは洗足池を水源とし、南東に約1.5kmにわたって続く水路のことを言います。かつては農業用水として用いられた時代もあったそうですが、現在では一部が桜のプロムナードになっていて、毎年桜の季節には多くの人が訪れる場になっています。
この洗足流れは、洗足池駅のすぐそばをスタートし、池下橋、千原橋、小原橋、小池橋、溜井橋、栄橋、蝉山橋、池雪橋、上池上橋、山下橋、へと流れて暗渠となります。その後も遊歩道に沿って歩いて行くと雪谷山長慶寺にたどり着きます。
せせらぎの音を聞きながらの散策は心が弾み、また、途中で色々な風景に出会うことができました。紫陽花の花が多くみられましたが、他にも季節の花がところどころに咲いていました。
せせらぎと紫陽花で癒し効果倍増です
柏葉紫陽花の花も発見しました
蓮の花を見つけると嬉しい気持ちに!
今回私が一番嬉しかったことは、カルガモの親子たちに出会えたことです。どっしりと構える親ガモの周りを子ガモたちがピーピーと鳴きながら動き回っている姿に釘付けになりしばらくその場を動けませんでした。とても可愛らしく微笑ましい光景でした。
一生懸命泳ぐ子ガモたちの姿が愛おしい
生き物は、鯉が悠々と泳いでいる姿や、池雪橋付近でザリガニにも遭遇することができました。都会でこんなにも自然が色濃く残っている場所があることに感動しました。
約1.5kmと短い距離なのですが、立ち止まって観察をしながら歩いとみると結構な時間が時間が過ぎていることに驚きました。
大田区内でのちょっとした小旅行に、皆さんも洗足流れを歩いてみてはいかがでしょうか?
(大曽根桃子)
【洗足流れ】
東急池上線洗足池駅から徒歩1分