タイミングが合わなくてなかなか美容院へ行けていない、行きたい、と思っていた矢先のことです。ちょうど用事が終わって時間があったので、美容院を検索してピンときたお店を予約して急遽行ってみることにしました。
『田園調布』と聞くと敷居が高い感じがして正直少し躊躇した自分もいましたが、ホームページで見たお店の雰囲気がとてもナチュラルで心惹かれたので、『リジェール』という名前のお店を予約して行ってみました。
お店へ着くと、店先には緑が豊富にあってテラスには季節の花が咲いていました。そして店員さんもとても気さくで話しやすい方でした。なんでもご夫婦とお母様で美容院を営んでいらっしゃるそうです。
丁寧にカウンセリングをしていただいたのち、カットとカラー、トリートメントをしました。カットもこんなに丁寧にしていただいたのは何年ぶりだろう? と考えてしまうほどじっくりとしていただきました。
そして、カラーをしていただいている間にとても感動することが起こりました。ドリンクのサービスで紅茶をいただいたのですが、その器がとても素敵だったのです。お茶をいただく時間も、ちょっと素敵なカフェにいるかのように心からリラックスできました。
店内を見渡してみると、季節の生花が飾られていたり、お庭の手入れがきちんとされていたり、器やちょっとした小物にも心が配られているのがわかりました。美容院は、髪を切ったりカラーをしたりするだけではない場所でもあるんだ、と改めて思ったのでした。
店主の池田さんにお話をお聞きすると、店名の『リジェール』とはフランス語で、田園や田んぼを意味するそうです。お店のイメージカラーはグリーンで、店内やテラスには花や緑で溢れるようにしているのだとか。
お店は最大でも4名までの予約として、一人一人に寄り添うことを大事にしているそうです。お客さまは、地元の方から遠方からわざわざ足を運んでくださる方までいらっしゃるとのことでした。
さらに、今のご時世お客様が安心して足を運べるようにと、何度もなんども繰り返し店内をアルコール除菌や換気など、気を配られているそうです。
美容院を出るときには、髪もですが心も足取りも軽くなっている自分がいました!
取材:大曽根桃子