まちの仕事人インタビュー
オーダーメイドのお葬式を提案します
とむらび 篠宮 諒 (しのみや りょう) さん インタビュー

千葉県千葉市出身。県立若松高〜大原簿記専門学校卒。公務員になろうと思ったわけでも無いが将来の事を考え高齢化社会に於いて、潰れない業種は何かと考え、葬儀業界に就職。大手葬儀社7年の勤務実績を経て、実績を買われとむらびに転職した。

篠宮さんが打ち合わせ時に大切にしている事って何ですか?

葬儀の打ち合わせって皆さん初めてという方が大半なのでまずは聞き出す事に注力します。正直なところ何をしたらいいのか分からない、何を葬儀担当者に質問したらいいかも分からない方ばかりですから。

御社のお葬式の傾向を教えて下さい

ウチは代表の平井が花屋あがりという事もあり、お花に拘りのある方からのご相談が多いです。前職は俗に言う大手と言われる葬儀社に勤務していましたが、何の特徴もない流れ作業の様な仕事ばかりしていたのでこういう特徴のある葬儀社でお仕事出来ているのは嬉しいですね。

篠宮さんが施工した記憶に残るお葬式とは?

今家族葬が増えたという事もあり、昔の様な菊の花一辺倒という祭壇ってあまり無いんです。どちらかというと洋花の方が多いかもしれません。そういう意味では冠婚葬祭に差が無くなっているとも言えますね。そういう観点から好きなお花で故人を送ってあげたいというご家族が増えてきたと思います。そういう意味でいうとお葬儀で桜を使って祭壇を作った事もあります。流石に斎場の方が樹を切る聞き慣れない音がするものだから職員さんが全員見に来ましたね(苦笑)


あと葬儀の時に桜の花が舞い散る様にと代表が蕾のままの桜の木を仕入れてお葬儀の際に咲く様、ドライヤーで温めて祭壇を作ったのもいい思い出です。

ご依頼者から言われて嬉しかった一言は?

有難うと言われるより、私は「何か困ったらすぐ電話しますね」と言われる方が嬉しいですね。だって頼られていなければこんな言葉出てこないですから。

ここ最近新たに取り組んでいる事は?

セットプランよりオーダーメイドのお式ですね。セットプランって要らないものまで入っていますから。これだけお葬式が多様化した時代にセットプランで型にはめるのはちょっと違和感がありますね。

葬儀社選びで大切な事って何ですか?

前職がそうでしたが、営業と現場が分業になっている葬儀社はダメです。兎に角トラブルが多いんです。分業だったら全行程のスキルがなくても短期間の職業訓練だけで接客出来る様になるんで大手は分業制を敷くんですが、営業マンの言った言わないでしょっちゅうクレーム処理していました。そういう意味で電話相談の時点で「営業担当者と施工担当する方は一緒ですか?」と質問してみて下さい。そこでウチは分業ですと回答されたらその会社はやめておいた方がいいですね。

このお仕事はお好きですか?

入社した時はそこまででもなかったんですが、段々好きになってきました。実は前職の入社3年目の時に祖母が亡くなりまして、実は司会以外私が担当したんです。それからこの仕事に対し、誇りとやりがいが芽生えましたね。


インタビュー後記

お葬式に何本もの桜の木を配した祭壇を作ったというお話は驚きました。今の時代通り一辺倒の菊の祭壇だけじゃなく葬儀も柔軟な発想でオーダーメイドで故人をお見送りするのがトレンドだそうです。そんな篠宮さんの大手葬儀社の裏話を聞いて「家族葬が増えた以上、大きなホールを持っていない会社でもお葬式は十分対応出来ますし、逆にこだわり持っている方には予算を抑えられていいお式が出来るのは中小葬儀社ですよ。」という話に納得、うなずいてしましました。家族葬や一日葬といった参列者が少ないお式であればお食事のこだわりよりお花なのかもしれませんね。そういう意味で綺麗なお花で故人をお見送りしたいとお考えのあなた!是非とむらびさんにご相談されてみては如何でしょうか?お花をふんだんに使った素敵なオーダーメイドのお式をご提案頂けると思いますよ。

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*お電話相談の際、『区民ニュース』の篠宮さんのインタビュー記事を読みましたとお伝え下さい。