今年も皆さまのご活躍を応援します!

新年賀詞交歓会ご挨拶
皆様、明けましておめでとうございます。
川崎市議会議長の青木功雄でございます。
本日は、多数の来賓の方々に御臨席を賜り、誠にありがとうございます。謹んで新年の御挨拶を申し上げます。

昨年、川崎市は市制100周年という大きな節目を迎え、7月1日には、この場所で、皆様と共に、川崎誕生以来の100年の歴史を振り返る大変貴重な機会に恵まれたことに、改めて感謝申し上げます。

この街は、関東大震災という未曽有の大災害を契機に、復興のために水と衛生環境を作り出そうと、市民・企業・行政が結束し、「上水道の敷設」という壮大なベンチャー事業に挑戦したことによって誕生しました。

 初代川崎市長・石井泰助氏は、市民の声を真摯に聴き、当時、町長の職を辞して水道事業に尽力し、総工事費50万円の半分もの資金を産業界から得て、産業界とまちとが手を取り合って、不可能とも思えるチャレンジを成し遂げたからこそ、今の川崎があります。
川崎には、市民・企業・行政が一体となり、新しいまちを創り続ける力、未来をつなぐ「川崎力」がずっと息づいています。
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本年、川崎市は101年目という新しいスタートを切ります。
先人達が力強くつないできた100年の歴史のバトンをしっかりと受け止め、次の100年にどのような未来を残すのか。私達は、新たなステージを見据えて考えていかなければなりません。
直近では、急速な物価高騰や、そして、人口減少・少子高齢化のさらなる進行、深刻な人手不足の問題など、課題は山積しています。また、地球規模の気候変動問題の解決に向けた、脱炭素社会の実現など、困難な課題も待ち受けています。
しかしながら、川崎には、市民・企業・行政が一体となって困難を乗り越える「川崎力」があります。公害問題を経験したことで培った環境先進技術をはじめ、水素エネルギーや量子、ナノ医療技術など、世界をリードし得るさまざまなテクノロジーが集積し、川崎の持つポテンシャルは無限大です。
さらに、これからの未来において、あえてキーポイントを挙げるとすれば、DXの推進とAIの活用が重要な要素となっていくでしょう。
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アナログの書類をデジタル化することだけがDXではありません。
集約した膨大な情報を分析し、答えを導き出し、私達の生活を豊かにしてくれるのがDX・AIです。
DXの推進・AIの活用によって、顔認証でドアの開閉が可能に、役所の窓口で待ち時間を削減、交通渋滞の解消、交通事故の削減、救急需要予測・救急車の配置最適化など、これらは一例ですが、安全安心な暮らしの向上・地域活性化に着実につながります。
物事が効率化されることによって、人々は、最も重要な人との触れ合い、体験すること、掛け替えのない、本当に価値ある時間に注力することできます。
では、DX・AI時代の中で、肝要なことは何でしょうか?
どんなに優秀なAIであっても、あくまでインプットするのは人間です。だからこそ、人間の知識・教養が一層求められます。
知識・教養を高めるため、この「人類 大 学習時代」に、ここ川崎に、いくつになっても学習できる環境をさらに創ることが重要であると考えます。
しかも、その環境は、市民・企業・行政が連携する多様性の中でこそ、生まれます。
�④結
本日これだけ多くのお集まりの皆様が培ってきた経験と実績を、新たなテクノロジーに結び付け、川崎の未来を一緒に創り出していきたい、この場で皆様とそのビジョンを共有したいと思います。
市民の皆様にとって「心地良いまちを創ること」、これが何より大切です。これからの未来を担う若者達にどんな街に住みたいか尋ねると、「都会だけどほどよい田舎感」、「まるで庭を散歩しているかのような街並み」と言われます。そういう街並みが学習意欲を高め、人々が挑戦する環境なのかと考えさせられます。
市議会として、多くの人々が心地良いと感じられる街、この春再び開催される「全国都市緑化かわさきフェア」が目指す、都会でありながら緑あふれる川崎の未来像「ガーデンシティー」など、市民の皆様と新たな価値観を共有し、色々な意見を聴いて話し合って、皆様と共に次の100年を創る、その新たな一歩を踏み出す1年にしたいと思います。

結びに、本年が皆様にとりまして実り多き年でありますとともに、大いなる飛躍の年となりますことを祈念いたしまして、新年の御挨拶といたします。

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