
昭和62年、品川区大井生まれ、山中小〜伊藤中〜自由ヶ丘学園高校卒。高校卒業後祖父から続くナベタ大井葬典に3代目として就職。子供の頃から24時間、365日対応の父の仕事ぶりを見てそれが当たり前の環境で育ったこともあり、よその家が家族旅行にいったという話を耳にしても何も不満に思わなかったという。創価学会員である為、友人葬のご依頼も多い。
葬儀に関して無理はさせたくない
このお仕事を選択した経緯を教えて下さい。
ナベタ大井葬典は祖父の代から品川大井でお世話になり、今では約70年の歴史があります。
私自身幼少期からこの環境が当たり前だったこともあり、家業を継ぐことは当たり前という考えもあった為、高校卒業してすぐ葬儀の世界に身を置きました。幼い時から母に「親が葬儀屋はいつ仕事が入るか分からない仕事。だから遠出は出来ないけどそれを恨むな。」と育てられたことも大きかったかもしれません。
鍋田さんが打ち合わせ時に大切にしていることは何ですか?
ウチは祖父の代からお仕事させて頂いている事もあり、代々ご紹介でのご葬儀が7割を占めます。
だからご紹介者の顔を潰してはいけないという気持ちでご接客させて頂いています。あとご相談頂いた時点で絶対急かさないという事は常に心掛けています。
創価学会員の方からのご相談は多いです
御社のご依頼者のお葬式の傾向を教えて下さい。
年々火葬のみという方が増えてきました。これは時代の流れなのでしょうか?肌感覚でいうと4割位でしょうか?あと6割は一日葬ですね。通夜告別式としっかりとしたお葬式をされるご宗家様は減りましたね。あと創価学会に入信している事もあり、学会からのご紹介、品川区役所からのご紹介で区民葬のご依頼もあります。
鍋田さんが施行して記憶に残るお葬式とは何ですか?
今でも引っ込み思案の性格なんですが右も左も分からなかった新人時代、60代の喪主様が私に向かって有難うございましたと何度もお辞儀をして感謝の言葉を下さるんです。大した事も出来ない私にここまで感謝してもらえるのは嬉しいというより恐縮、それと同時に今の自分があるのは祖父、父のお陰なんだという事を痛感しましたね。
あと嬉しいお言葉というより、ご家族の話、お寺さんとの裏話、墓を継ぐ継がないの話など個人情報を腹割って話して下さる時が嬉しいですね。ご信頼頂けていなければそんな話絶対葬儀屋である私にしてもらう事は有り得ないですから。
葬儀社選びで大切な事は何ですか?
ご紹介でもないのに弊社宛てお電話を頂いた方の中で他社に「火葬のみでお願いします」って電話相談すると明から様に嫌な顔されたので鍋田さんを区役所で紹介してもらいましたという話を聞きます。
大手さんで式場を構えている会社からすると金にもならない客と思うのかもしれませんが、それは本当に酷い話。ウチは自社式場もない個人商店。だから何のしがらみもないしなるべくお安くお式が出来る様、区営の臨海斎場でお式が出来る様お勧めします。

このお仕事はお好きですか?
この仕事は好きですというより親の仕事を継いだわけですからこの仕事しか知らないんです(苦笑)
インタビュー後記
「生活困窮された方や介護や入院費でお金がかかった為、葬儀代にはあまりお金が使えないという話をご相談者にされたら最安で出来るプランを常にお話ししています。だっていろんなご家族の経済情勢がありますからね。」という心優しい性格な鍋田さん。インタビューを終え葬儀社さん独特のグイグイ急かす様な営業トークは全くないと言うのが率直な感想です。その上、エリアはほぼ品川区周辺のご依頼者様しかやらないという徹底ぶり。代々創価学会員という事もあり、そういうご紹介を大切にしてきたと常々口にされるところは昔ながらの心優しき街の小さなお葬儀屋さんです。品川区若しくはその周辺にお住いの方で小さなお葬式をご希望されている方は事前相談されてみてはいかがでしょうか?
お問い合わせ
ナベタ大井葬典
住所:品川区大井3-6-18
電話番号:03-3771-0592(年中無休・24時間対応)
*お電話相談の際、『区民ニュース』の鍋田さんのインタビュー記事を読みましたとお伝え下さい。