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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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今日は6月30日です。

上半期もおしまい。早いですよね!


マイクロソフトが4月に発表した

2020年1~3月期決算で、売上高が

市場予想を大きく上回り、株価も上昇。

コロナによる在宅勤務の急増で、成長の柱

であるクラウド事業が拡大したためです。


「2年分のデジタル変革が2カ月で起きた」

「学習や販売、クラウドのインフラ構築などの

すべてを遠隔で行いながら事業を続ける支援

をマイクロソフトは行う」

サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)


お見事!の一語です。


本日のお題は

「ビジネスの勝負球を変えてみる」


前述のマイクロソフトってもともとは

「Windows」OSで有名ですが、

いつのまにか、クラウド事業がメインに

なっていますよね。


単一のビジネスモデルに依存した

企業は長続きしないのです。

マイクロソフトに限らず、楽天や

GMO、サイバーエージェントもみな

「勝負球」を変え続けたからこそ生き

残ったわけです。

これはIT業界に限りません。


しかし創業以来の主事業に続く

「次」の事業、野球にたとえると

新しい「勝負球」を創るのは本当に難しい。

この壁を超えられない企業は本当に

多いのです。


ストレートスピードが落ちてきた。

速球本格派の投手では難しくなった、

じゃあ生き残るにはどうしたらいい?


参考図書を1冊紹介しますね。


「起業家の経営革命ノート」

河野貴輝  著


TKPって知ってますか?

駅周辺の「貸し会議室」でTKP〇〇〇〇

って見たことありますよね。

この会社は創業12年で東証マザーズ上場。

国内外1,800室、13万席を超える直営

会議室を運営しています。


この会社の恐ろしいところは、創業事業である

貸会議室事業に依存せず、

料飲・ケータリング、レンタル事業などの

いくつもの「勝負球」を持っているのです。


サンドイッチって買ってきたらいくらですか?

でもそのサンドイッチを細かく切ってお盆に

のせて「オードブル」にしたら

いくらで売れますか?


中華料理屋さんにお皿を持っていき焼きそば

やチャーハンを入れもらい、ビールも用意して

パーティーセットにしたら1人いくら取れますか?


会議室だけなら1時間5,000円。

でも懇親会もしてもらったら何時間分の売上に

相当するのか?


合わせ技で異業種の分野を取り込み

「勝負球」を増やしていく巧みさ、

をこの本は余すところなく

書いてあります。


よろしければ、ぜひご一読を。

そしてビジネスで新しい「勝負球」を

創ってください。



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp