まちの仕事人インタビュー
最先端の街より、最先端の会計サポートを。
リライル会計事務所 代表 野口 五丈 (のぐち いつたけ) さん インタビュー

【現職に就かれたきっかけを教えてください】


高校生の時に「ショーシャンクの空に」を見て税務に興味が湧いたのがきっかけでした。


大学在学中は会計士の資格を習得し、その後トーマツに就職しました。


当時独立志望はなかったので何となく定年まで働くという思いでしたが、リーマンショックで不景気が到来し、会計報酬を下げようという世の動きの中、いずれトーマツも退職勧告が来るだろうと感じていました。


そんな中、四国地方のお遍路にでました。そのお遍路中に仕事について色々と考えていた時に他人に人生の主導権を取られるのは嫌だなと思い独立を決意しました。


思い立ったら行動をするタイプなのですぐさま町場の税理士事務所へ転職をし、その後独立しました。

 

【仕事のやりがいを教えてください】


感謝されることがやりがいだと感じています。


特に仕事を頑張れば頑張るほど褒められ、感謝されるというこの仕事は非常にやりがいが多いと感じています。


トーマツ時代は監査をしていた為、正しいことをしていたのかもしれませんが頑張れば頑張るほどお客様を傷つけてしまったかもという思いもありました。


税理士業務は決算時もちろん、資金調達、節税等々様々なサポートが出来るため自分が頑張ればお客様も含め、周囲の幸福度も上げることが出来ます。


それがモチベーションにもなりますし、持続して頑張ることが出来る理由にもなります。

 

【渋谷区での開業理由を教えてください】

トーマツ時代にとあるIT系の企業ののIPOのサポートをしていました。


IT系の企業はビリヤード台や卓球台が会社に置いてあったり、当時はまさに最先端の企業で他の企業と違った雰囲気がありました。


またそういったIT企業の成長ストーリーを間近で見ていてとてもかっこいいなという印象を受けたのを覚えています。


今後業界としても確実に伸びると思いましたし、そういった方々の役に立ちたいという思いが強くなり、渋谷はITの走りの街であったし、その場で仕事をすべきであろうという思いの中渋谷での開業を決意しました。


【仕事において大切にしていることを教えて下さい】

先程のやりがいでもお話させて頂きましたが、周囲の人にどうしたら感謝をしてもらえるかを常に考えて仕事をしています。


社名の由来でもありますが信頼して頼りにしてもらえる様な存在でありたいです。


それは顧問先ももちろんですし従業員に対してもです。


周囲の方々に喜んで頂くことが信頼に繋がりますし、従業員にも幸福度を上げて長く働いてもらう為に大切なことと考えています。


【どのようなお客様が多いですか。またお客様のお困りごとについて教えてください】

顧問先のほとんどのお客様がIT関係の企業様です。


また会計のクラウド化をしたいという要望の中でのお問い合わせが多いと思います。


日本の税理士は平均年齢が非常に高いというのも理由の一つかもしれませんが、クラウド化を進めたいが適切なアドバイスがもらえないということやそもそもIT化が億劫でサポートしてもらえないというお話も多く耳にします。


その当たりについて我々はしっかりとサポートさせて頂くことが可能です。


他にも会社設立のサポートも多いです。


提携の司法書士さんや社労士さんをご紹介することも可能ですし、融資のご相談や公庫の補助金も含め様々な面でサポートさせて頂いております。


【サービスの特徴について教えてください。】

クラウド会計のfreeeの導入が全国No1という実績があり、特にfreeeを導入したいという方には非常にいいサービスが提供出来る自信があります。


目的としてはバックオフィスのシステム構築をしていくということになりますが、当社でもfreeeを使用しており、取り扱えることが出来るスタッフが多くいる為豊富なノウハウがあるという事も強みだと考えています。


まずしっかりとクライアント社内のバックオフィス業務のヒアリングをし、ワークフローの再構築を行っていきます。約500社に導入した経験があるので様々なご要望に対してお応えできるかと思います。


複数の会計システムを使用している企業が多いかと思いますが、そうするとノウハウが溜まりづらく不便に感じる面も多いかと思います。その点も解消できるかと思います。


freeeは2013年創業ですが、当社は2014年からフリーの導入を勧めております。


当初freeeの佐々木社長に勉強会を開催して頂くきっかけがありましたがその際によくある経済誌の「将来無くなる職業ベスト3」のようなものについて触れられる機会がありました。単純作業的な業務では士業は無くなる可能性はありますが、付加価値業務を提供出来れば存在価値は無くならない。とお話がありました。とても共感することが出来ましたし、業務を通じて付加価値をお客様に提供するということに重点を置いて業務に取り組もうと決意しました。

 

【今後の展開について教えてください】

積極的な地方展開を考えています。ただ地方に支店を作るという考え方ではなく、東京一拠点で全国展開をするという事です。


バックオフィスのシステム構築は東京、大阪、名古屋、福岡の4都市においては浸透しつつありますが、地方は浸透していないという面があります。


また地方は人材募集についても積極的です。東京の人材は取り合いですが、地方には優秀な人材がたくさんいます。当社でもフルリモートの社員が鹿児島とロサンゼルスにいます。


それぞれの家庭に様々な事情もありますし、地元にいながら大都市と近い給与体系でフルリモートで仕事が出来るという事は非常に価値のあることと考えています。


現在は会計一本での業務ですが、将来的には社労士法人なども立ち上げ、自社でワンストップのサポートが出来るような体制を大都市、地方関係なく展開してきたいと考えております。


【最後に渋谷区民ニュースをご覧の皆様へメッセージをお願いします】

もちろん創業の地でもあり、私自身も渋谷が大好きです。


どんどん新しいことが取り入れられていく街の雰囲気が好きですし、変化を好み自らを変えて成長していく。そんなダイバーシティが存在するこの街を盛り上げていきたいですし、そこに貢献していきたいです。ちなみに地元のスポーツチームである渋谷サンロッカーズの応援も欠かさず行っております。

お問い合わせ

リライル会計事務所

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HP:https://relyl.com/

*お電話相談の際、『渋谷区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。