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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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先週は金沢、先々週は諏訪に出張しました。

日本で最後まで勝負できる業界・分野は「観光」

ですね。IRリゾートなんて要りません。風景・食

伝統工芸品・お土産。素晴らしい!の一語です。

 


1、東京は先週から外国人観光客でいっぱい

 

東京駅であまりにも多いなぁと思ったので

片っ端から話しかけてみました。

全員が外国人観光客で、4組くらいとは

少し話ができました。

 

共通点は

 

・夫婦が多い

・長期滞在で4週間以上が当たり前

・東京・金沢・大阪・京都に行く人が多い

・日本ファンばかり(社交辞令でも嬉しい)

・初めて日本に来ました、は少なくリピート客

ばかり

 

 

2、観光業にもっと注力しないと

 

菅前総理が安倍内閣の官房長官時代に

インバウンドが伸びないのは法務省と警察庁が

ネックであることを突き止めて、トップダウンで

入国管理の人員を増やして、警察庁には

「外から入って悪い奴らを捕まえるのがお前らの

仕事だろう」と説得し、一気にインバウンドが

増えたのは周知のとおりです。

観光業は日本の数少ない「世界と競争できる」

分野なのです。

 

 

3、ネックは高価格帯の宿とメシ+人材不足

 

インバウンドの主な売上はやはり宿泊と食事

なんです。

しかし一泊10万円以上の宿ってあんまり

地方にはないんですよね。

金沢や京都にリピートが多いのは、それがある

からなんです。

そして何と言っても人材不足。

運転手さん・仲居さん・料理人さん・・・すべて

人手が足りない。サービスにも影響が出ています。

観光業の最低賃金を一気に1,500円にしたら

かなり解決すると思いますが。

 

観光業は大都市だけでなく、

地方にも十分商機・勝機があります。

外国人観光客は「短期移民」とも言えます。

GDPを増やす絶好のチャンスでもあるのです。

 

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp