お通夜の形式変更

先日お通夜に参列者として伺い、お参りをさせていただきました。

ここのところ目にする機会が少なくなった訃報紙。

お通夜は17時~19時で『三密を避けるためご都合の良い時間にご焼香ください』とご案内いただきました。

私は仕事を終えてから18時頃伺いましたが、各々の都合によってご焼香する時間が違うため、受付もお焼香所も密になることもなくお参りすることができました。

喪主様にご挨拶をさせていただきお話を伺うと、19時までは一般参列者のお焼香で、19時からは菩提寺様により読経があり親族だけのお通夜になるそうです。

新型コロナ禍のお通夜では参列者をお呼びする際にはこのような形式になることが多く、参列をする側にとっては密になることを避けられ有効な形式だと思います。

もちろんお清めと呼ばれる会食もありませんので、飲食での感染の心配もありません。

ただご遺族にとっては3時間以上も式場に居続けなければならなくなる為、ご家族が亡くなり精神的にお辛いなか、体力的にもかなりのご負担になってしまうのが心配です。




第1波から第3波

新型コロナが蔓延し始めたころから現在に至るまで、第1波から第3波までありましたが、第1波の頃は葬儀参列による感染がニュースになったこともあり、従来の2日間にわたる通夜・葬儀が行われることは減り、その台頭に1日葬や直葬が増えていき、火葬場での人数制限(20名程度)もあるので、多くても20名位での施行がほとんどになりました。


非常事態宣言に慣れてしまったことや自粛疲れ、飽きなどと言われておりますが、実際葬儀での打合せでは『うちのお葬式で万が一感染してしまったら』など多くの方が気にしている様子は伺えます。

火葬場でも新型コロナでお亡くなりになった方の火葬も少し緩和され、ごく少人数であれば火葬に立ち会うことも出来るようになりましたが、ただお柩の蓋をお開けしてのご対面は対応していないそうです。


蔓延し始めた当初は24時間以内の火葬が主流でしたが、現在では逆に火葬場の予約の関係で、他の原因でお亡くなりになられた方と同様、亡くなってからある程度の日数を要するケースもあり、また地域によって違うので担当葬儀社に確認してみてください。

ゴールデンウイークを前にまたしても非常事態宣言が出ると報道されています。

現在はコロナ禍以前の葬儀形式に戻りつつあると言われていましたが、まだまだお別れの場も自粛は続きそうです。

やり直しのできないお別れの時間、今まで以上に安心・安全に力を入れていこうと思います。





著:一級葬祭ディレクター 小林大悟


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