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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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週末に春夏秋冬、年4回恒例の本棚整理を

しました。ほぼ毎日本を買っています。最近は

Kindleで読めるものはなるべくそっちで

買うようにしているのですが、

紙で買う場合もあり結果、

収納スペースにあふれてしまい、季節ごとに

断捨離をしております。


断捨離には楽しみがあります。

それは昔に読んだ本との再会なのです。

今週はそんなひさーしぶりに再会して改めて

これはおもしろいなーと一番感じた本を1冊

ご紹介させてください。


2003年に出版された当時のUFJ信託銀行が

出版していた「遺言川柳」です。


かなり前になりますが、

当時のUFJ信託銀行が募集した遺言川柳を

集めた本です。なかなかに味わい深いですね(笑)


この間、相続税や法律改正もありながら

「もらう経済」の本質は変わっておらず、

人間の本質が垣間見えて本当に興味深いのです。


以下、抜粋です。


「遺言書いて  腕立て伏せを  二十回」


「遺言も  開けてみるまで  宝くじ」


「情よりも  法が出しゃばる  遺産分け」


「どこからか  首だしてくる  遺産分け」


「遺産分け  親不孝ほど  よくしゃべり」


「バブルで変え  デフレで直す  遺言状」


「遺言で  妻が本気に  なってくる」


「いらないと  言ってた者ほど  期待して」


「国語3  今だにまちがう  遺と遣」


「拍子抜け  ただ書いてある  精神訓」


「号泣が  ぴたりと止んだ  遺産分け」


「残したら  為にならぬと  ネオン街」


「よそんちの  遺産値踏みで  盛り上がり」


「つきっきり  無職の次男が  リードかな」


「開けるまで  皆で故人を  誉め称え」


「よせ鍋に  ぐちも投げ込む  遺族会」


毎年、正月に遺言書を書き直している人も

いるそうです。とてもお孫さんのサービスが

良くなるとか(笑)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp