善人承継 リレーインタビュー
地域コミュニティまちづくりと子供たちの居場所
アンテナショップ青空 飲食のできる物産展 オーナー 竹内 尚美 (たけうち なおみ) さん インタビュー

竹内さんの経歴と活動の原点

福島の物産販売から飲食店「青空」へ

東日本大震災をきっかけに、母の故郷である福島を応援したいという思いから、鹿島田で福島の物産販売をはじめました。 それ以前は新川崎と鹿島田の間で33年間、焼き鳥とおでんの店を営んでいました。

福島の物産販売を経て、2月26日から飲食店「青空」を再開。店内では福島の食材を使ったメニューなどを提供しています。

活動の動機は「良い自己満足」

活動は「善意」ではなくて「自己満足」だと思ってます。 美味しいご飯を提供して「ありがとう」と言われることや、誰かの笑顔につながることに喜びを感じます。

「人が喜んでくれる事が嬉しい」それが私の「自己満足」になっています。

過去の活動:鹿島田防災マルシェ

地域コミュニティの交流の場を目指して

2013年頃から私が実行委員長を務め、地域のコミュニティ形成と交流の場を作ることを目的に始めました。

発表の機会がない人に舞台を提供したり、手作り品を販売するチャンスを作ったりすることで、人と人とのつながりを生み出すことを目指しました。

「防災」という名称は、災害時に顔見知りがいる安心感につながるという側面と、公共の場所を借りやすいという利点があったと思います。

コロナ禍を経てなおその精神は息づく

当初は近隣の方の協力で駐車場をお借りして開催され、約5〜6年で60回ほど開催しました。


ハロウィンイベントとのコラボなども行われましたが、コロナ禍で人が集まることが困難になり、活動は終了しました。その精神は現在の様々なイベント企画に引き継がれています。

現在の活動:地域のハブとしての「青空」と子どもの居場所

自然発生的なコミュニティハブ「青空」

現在の店舗「青空」は、小学生から高齢者まで多様な世代が集まる場所となっています。

これは意図したものではなく、自然にそうなった結果で、店が地域のハブとして機能しているのかなと思います。

「じゃんけんぽん屋さん」としての役割

昔の駄菓子屋のように、子どもたちが気軽に立ち寄れる場所を提供したいという思いから、じゃんけんをするとお菓子がもらえる仕組みを導入しました。

子どもたちが自発的に「じゃんけんぽん屋さん」と呼び始め、お金を介さない関係性が生まれました。多い日には保育園帰りの子どもたちが30人ほど集まることもありました。

地域のセーフティネットとして

「子ども110番」の家のように、子どもが怖いことや悲しいことがあった時に駆け込める「逃げ場」としての機能も目指しています。

親や学校以外の多様な大人と交流できる「あったかいところ」を体験することが、子どもの健やかな成長に重要だと考えています。

理想のまちづくりとコミュニティ像

「イッツ・アー・スモールワールド」という理想

街の理想像は、ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」だと思います。

様々な世代の人々が自然に交流し、顔を合わせ、街全体がほっこりするような雰囲気。 外に出れば誰かに会える安心感があり、孤独を感じさせないアットホームな街を目指しています。

編集後記

インタビュー対象者である竹内さんは、震災をきっかけとした福島応援から地域活動を始め、人と人がつながる場を創出してこられました。 過去に主導した「鹿島田防災マルシェ」はコロナ禍で終了しましたが、その精神は現在の飲食店「青空」の運営に受け継がれています。

「青空」は、子どもたちが「じゃんけんぽん屋さん」と呼んで集まる安全な居場所であり、小学生から高齢者までが自然に集う地域のコミュニティハブとなっています。 これらの活動の根底には、他者への貢献が自己の充足感につながるという「良い自己満足」の哲学があります。

彼女が目指すのは、世代を超えて人々が自然に交流し、誰もが孤独を感じない「イッツアースモールワールド」のようなアットホームな街。 その店は既に理想の街を体現する小さな拠点として機能しているようです。

お問い合わせ

アンテナショップ青空 飲食できる物産店

TEL:044-544-3882

Google MAP https://maps.app.goo.gl/svvYybowoGXM2DWe9?g_st=im

*『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。