
iceberg theory holdings株式会社(2021年12月設立・東京都港区東新橋)の代表取締役を務める柴原誉幸さん。建築デザインを学んだのち、CG制作や設計の分野で経験を積む。リーマンショックやコロナ禍など業界が厳しい局面を迎える中でも、常に新しい技術を取り入れ、バーチャル展示会やメタバースの領域へと挑戦。現在は建築ビジュアル制作からAI・DX支援まで幅広い事業を展開し、業界を牽引している。
現実を超えるリアル」を描き出す

今の仕事を始めたきっかけを教えてください。
学生時代から建築を専攻し、研究室ではコンペに挑戦しながら、いち早くCG制作の技術を独学で習得しました。当時はまだ珍しかったCGによる建築パースを学んだことが、その後のキャリアの大きな武器となりました。設計や店舗デザインの現場で経験を重ねるうちに、従来のやり方に限界を感じ、「自分の力で新しい価値を生み出したい」と考えるようになったのです。
会社設立までの経緯を教えてください。
20代の頃は設計事務所や展示会設計会社に勤めていましたが、業界全体が不況で厳しい状況でした。独立後はCG制作を軸に事業を展開しましたが、リーマンショックで大打撃を受け、事業縮小を余儀なくされた経験もあります。その後、東京オリンピックやコロナ禍を契機に、バーチャル展示会やメタバース案件を手掛け、再び成長の道を切り開きました。そして2021年、これまでの経験と新しい可能性を結集する形でiceberg theory holdings株式会社を立ち上げました。
会社の特徴を教えてください。
当社の強みは「ビジュアル表現を通じて課題を解決すること」です。建築パースや広告用CGでは、日本でもトップクラスのクオリティを誇り、ハイクオリティな表現力を追求しています。また、バーチャル展示会やメタバース、AIを活用したDX支援など、新しい領域にも積極的に取り組んでいます。大手企業や官公庁のプロジェクトにも携わり、国家規模の文化事業や観光施策などにも貢献してきました。
変化を恐れず、常に挑戦すること

お仕事で大切にしていることを教えてください。
大切にしているのは「オペレーションではなくクリエイティブで勝負する」という姿勢です。指示通りに作るだけではなく、こちらから提案を行い、クライアントに新たな価値を提供することを常に意識しています。また、最新技術をいち早く取り入れ、AIやDXの潮流を自社のサービスに融合させることで、未来を見据えた取り組みを続けています。
この仕事のどんなところが好きですか?
一番の魅力は、ビジュアル表現を通じて人を驚かせ、喜ばせられることです。CGやメタバースの技術で「現実を超えるリアル」を描き出したときに、お客様から「すごい!」と声をいただける瞬間が何よりのやりがいです。また、新しい表現方法やAIの活用を試みるたびに、未知の可能性に出会えることも、この仕事を続ける大きなモチベーションになっています。
今後やりたいこと等、展望を教えてください。
今後は、建築業界におけるDX化をさらに推進していきたいと考えています。業界にはまだデジタル技術に不慣れな部分が多く、効率化やノウハウの継承が急務です。その仕組みを整えることで、建築分野全体を前進させたいと思っています。また、リアルとバーチャルが融合する「デジタルツイン」の実現にも挑戦していきたいです。建物をリアルに作りながら、同時にバーチャル空間にも存在させることで、新しい価値の創造を目指しています。
成功哲学を教えてください
私の哲学は「変化を恐れず、常に挑戦すること」です。リーマンショックやコロナ禍のような厳しい局面でも、新しい技術や市場を受け入れて挑戦することで道を開いてきました。ビジュアル表現やAIの進化は止まることがなく、そこで立ち止まるとすぐに取り残されてしまいます。だからこそ、自ら変化を起こし続ける姿勢を大切にしています。
インタビュー後記
取材を通して強く感じたのは、柴原さんが常に「未来」を見ているということでした。CGや建築パースの技術を原点に、メタバースやAI、デジタルツインといった最先端の分野へと果敢に挑戦している姿勢は、とても力強く頼もしいものでした。単なるビジュアル制作を超えて、クライアントのビジネスを支える武器を提供しようとする姿勢には、確かな覚悟がにじみ出ています。これからも新しい価値を次々と生み出していくことを期待せずにはいられません。
お問い合わせ
iceberg theory holdings株式会社
代表取締役 柴原誉幸
〒105-0021 東京都港区東新橋2-10-10 東新橋ビル2F
ホームページ:https://it-hldgs.com/
*お問い合わせの際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。