大田区工業×ゴシックデザイン!MADE INOTAの新しい提案
大田区南六郷を拠点に活動しているゴシックデザイナー後藤きき の、新たなプロジェクトが始まった。
ゴシックファッション、原宿ファッション業界で20年活躍を続けている後藤は、2年前まで新宿、池袋、渋谷、原宿に店舗を構えて、ゴシックファッションと衣装に関するアイテムの販売を行っていた。
しかし、年々原宿ファッションの変化や服に対する価値観の変化を感じ、更なるデザインの挑戦をする為、全店舗を譲り、地元である大田区にアトリエを構え、一からデザインの可能性を探求する事にした。
大田区は物作りの町と掲げており、工業の町とも言われる程、様々な工場が存在する。
後藤はこの技術の有る工場とコラボレーションする事により、何か新たなアイテムが作り出せるのではないか?と考え、様々な工場に訪ねては自身のデザインと意思を語った。
その結果、大田区でも有名で、世界に流通する工業製品を作っている小松ばね工業が製造の協力に対し手を上げてくれたのだった。
「コロナでファッション業界も落ち込んでしまったので、日常でも使える、技術が込められたゴシックアイテムを作る事によって、より色々な方に手に取って貰えたら、そこからファッションに関心を持つ切っ掛けになれたら良いです。
世界観と技術がマッチしたアイテムは必ず持って居て楽しい気持ちになるはずです。
こんな面白いアイテムを、MADE IN JAPAN でなく、MADE IN OTA として世界に発信したいです。」
後藤はそう語り、更なるアイテムを作る計画を立てている。
小松バネ工業とのコラボアイテムは、ただ今クラウドファンディングで支援を集めている。
https://camp-fire.jp/projects/view/286248
コロナウィルスで存続の危機を回避する為の支援案件が多い中、後藤自身も仕事のキャンセルが相継ぎ煽りを受けているが、今回の開発にかけて前向きに活動をしている。
今回のクラウドファンディングでは、技術の詰まったクリップは勿論、大田区で共に活動するクリエイターのリターンや、住みたくない町、治安の悪い町と呼ばれる蒲田に愛を込めた自虐デザインキャップをリターンにしている。
後藤の近々の目標は、大田区代表ゴシックデザイナーとなり、原宿、ゴシックファッション業界の盛り上げに役立ちたいと話す。
更なる野望はまだまだある。
今後の後藤の活動に是非注目して欲しい。
所在地
大田区南六郷1-17-1 1F倉庫101