まちの仕事人インタビュー
介護業界の選択肢と可能性を拡げる
株式会社HABING 代表取締役 熊谷 勇太 (くまがい ゆうた) さん インタビュー


北海道出身、1982年生まれ、中学校卒業  (大検取得)後、20代半ばまで20以上の職を転々とし、現在の介護業界に身を置き16年。趣味は楽しく働き、美味しいビールを飲むこと、料理、 運動全般

熊谷社長の日常について詳しく教えて下さい。

今の仕事を辛いと思ったことがありません。朝起きて、仕事に行きたくないと感じたことがなく。。。これはもはや趣味の領域。楽しく日々を過ごしています。日々の仕事が趣味といった感じです。休日の朝ご飯をこだわって作り、ゆっくりと食事をすることが好きです。家族との時間も大切にしています。

今までの職歴について教えてください。

中学校卒業後、生活の為を一番に考え、あらゆる分野の仕事を経験しました。持ち前の器用さからどの仕事をしてもある程度出来るんですが飛びぬけることはなく、自分の本当にやりたい事、出来ることを模索している中、出来ない事、やったことが無い事をしたいと思い、介護、福祉の道へ辿り着いたんです。また、幼少期よりボランティア活動などにも参加経験があり、人が好きといったことからこの職種を選びました。

どんなお客様からのご相談が多いですか?

本当に幅広い方からのご相談が多く、もちろん当事者の方、ご家族は勿論、行政機関などからの問い合わせも多くいただいています。また、福祉業界においても弊社が行っている事に新しい可能性を求め、内容を知りたいとの問い合わせも多くいただいています。

今のお仕事で大切にしていらっしゃること、理念を教えてください。

弊社の合言葉でもある「選択肢と可能性を拡げる」を常に心がけています。障害、高齢者だけではなく、そのご家族、地域、社会を巻き込みあらゆる可能性を求め続ける事。出来ないことを作らないことですね。

現在のお仕事で記憶に残るお仕事、お客様、お取引があれば教えて下さい。

とてもひと言では表すことはできないほど多くの方がいらっしゃいます。私どもが関わっている仕事、多くの方々にとっては今ではなく、今後の人生を左右しかねない内容となります。一人一人にその物語があり、その一部分に寄り添うからこそ、全てのお客様を記憶しています。

ご依頼者様から言われて嬉しかった一言ってありますか?

単純に「ありがとう」「助かった」「あなたでよかった」などの言葉は逆にありがたいですね。「違う」「こうしてほしい」などの言葉も自分を成長させる言葉としてありがたく受け止めています。

ここ最近新たに取り組んでいることはありますか?

仕事としては、全国で初めてとなる形のシェアハウスをオープンさせたことです。様々な困難がある中、現在も日々模索しながら続けています。


現在のお仕事の将来展望、この先の展開やどう成長させていこうとお考えか教えて頂けますか?

団体、企業、業種、年齢、障害、高齢等すべてに捕らわれない、新しい形の集合体ユニオンのようなものを作りたいと考えています。また、介護、福祉、医療の連携。健常者の方々の中で本当の意味での「当たり前」を作っていきたいと考えます。

地元の癒しスポット、お好きな場所を教えて下さい。

世田谷はお洒落な街が多く存在する一方、緑豊かな土地でもあります。少し歩くだけで見落としがちな小さな公園。大きな樹木。車椅子の方と共に歩くといつもより少しゆっくり進むこととなり、見えない様々な景色が見えます。そんな日常の一つ一つの景色もまた癒しを与えてくれる場所かと思います。

行きつけのグルメを教えて頂けますか?

住んでる所に近く、たまに顔を出すと何時も元気に笑顔で向かえてくれる場所。こだわり食材の料理もとても美味しく、此方も笑顔になれる場所です。


烏山「みくりや」

https://whatever-delis.com/karasuyama-mikuriya/


地域での活動をしていますか?

現在は忙しく中々行えていませんが、地域の野球チームに入っていたこともあります。

地元の皆様にアピールしたいお仕事に対するこだわり、想いを教えて下さい。

地域には、様々な方が暮らしています。ふと周りを見ると、子供から高齢者、車椅子の方。見た目では判断できない障害をお持ちの方もいらっしゃいます。誰かの小さな心配りで支えあうことが出来るはずです。地域の中で特別場所ではなく、当たり前にある場所、人。そんな環境を作りたいと考えています。世田谷がよりそんな素敵な街になることが出来るよう、ご協力お願いいたします。

社長を一言表すと?会社で社員にどう思われていると思いますか?

社長と従業員との間に壁がなく、従業員に「最低で、最高の人」「こだわりの強い人」と言われたことがあります。



現在正社員の求人募集されていますか?求人募集の詳細情報を具体的に教えて下さい。

<仕事内容>介護職員・ヘルパー

<勤務地>東京都世田谷区上祖師谷5-8-21

<給与>  20万~50万  ★年齢・スキル・経験・資格を考慮し相談

<勤務時間>24時間シフト制、1日8時間を基本とし変形労働制を採用

<休日・休暇>★相談に応じて休暇取得可能      ★4週6休~

<求めている人材・スキル・資格>笑顔、元気、やる気、人が好きな事

<応募方法>https://customers.job-medley.com/job_offer/940915/confirmation/

現在アルバイト・パートタイマーの求人募集されていますか?求人募集の詳細情報を具体的に教えて下さい。

<仕事内容>    ヘルパー

<勤務地>      東京都世田谷区上祖師谷5-8-21

<給与・時給>  時給1200円~2500円  

★年齢・スキル・経験・資格を考慮し相談

<勤務時間>    24時間シフト制、1日8時間を基本とし変形労働制を採用    

週1日から勤務可能  ★ライフスタイルに合わせて相談可

<休日・休暇>  ★相談に応じて休暇取得可能      

<求めている人材・スキル・資格>  笑顔、元気、やる気、人が好きな事

<応募方法>https://customers.job-medley.com/job_offer/940917/confirmation/



インタビュー後記

熊谷社長にお話を伺って感じたのは介護というお仕事に対しての熱さでした。それは介護業界の方にある仕事が辛いとか、大変だとか、人材確保が厳しいといったネガティブワードが一切発せられない事は勿論、兎角「キツイ、汚い、金にならない」3Kと揶揄される介護業界ですが「やり方一つでそんな事はないですよ。仕組みが悪いから稼げないと思われるのですが、そこが変えられれば介護業界は人の為になり、稼げる業界になりますよ」とポジティブに明るく一蹴された事に驚かされました。お話を伺うにつれ、全て幼少期にご苦労された事や自分探しで職を転々とされた経験が無駄ではなく、今となっては血となり肉となったのではないかと思います。


今回日本初となる重度障害、高齢者、医療的ケア、知的障害、中途障害者を受け入れるシェアハウスを世田谷区内にオープンさせた熊谷社長ですが、お話を伺うとこの建設に関して大きな障害が行政サイドとあったとの事。「前例がないから許可が出せない・・・」こうやって役所をたらい回しにされた社長が意地でもこのビジネスモデルをやり遂げ、ありそうで無かった介護施設のシェアハウスを見事オープンに漕ぎ着けた介護という業界に対する熱い気持ち。これはインタビュー最後に出た「多くの職を経験してこれが天職だと思ったのが介護だったんです。」という業界に対しての感謝と介護人としてのプライドだと私は認識しました。


熊谷勇太、とても熱い男です。また私の中で今後の動向が見逃せない経営者一人にお会いし、素晴らしいお話を伺う事が出来ました。彼の動きやアイデア、実行力が介護業界を変えていくかもしれません。それになり得る人材です。介護業界の方は勿論の事、異業種の皆様も是非ご注目下さい。


※このインタビューは2022年11月に行われたものです。

お問い合わせ

株式会社HABING シェアハウスIDEAL

代表取締役社長  熊谷勇太

東京都世田谷区上祖師谷5-8-21

連絡先: 03-5727-8155

メールアドレス: habing-info@habing.co.jp

web site: https://habing.co.jp/

instagram: https://www.instagram.com/habing.co/

*ご相談の際は、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝えください。