江戸時代に歌川広重が「名所江戸百景」に描かれたことでも有名な洗足池は、古くから景勝地として人々に親しまれてきました。都内屈指の広さを誇る洗足池へ、ボートに乗りに行ってきたのでレポートします。(緊急事態宣言の解除に伴い6/1から営業再開しています)
洗足池のボートに乗るにはまず、洗足池ボートハウスにある券売機でどのボートに乗るか選んでチケットを購入します。ボートの種類は、サイクルボート、サイクルスワンボート、ローボートの3種類で、サイクルボートは足で漕ぐタイプ、ローボートは手漕ぎのボート。今回はシンプルなサイクルボートを選んでみました。
スワンボートも人気です
衛生対策もバッチリで、ボート乗り場にはアルコール除菌液があり、乗船前に手を消毒することができます。私は、手洗除菌ののち、サイクルボートへと乗り込みました。
乗るときに少しぐらっとするのはいつものことながらドキドキする瞬間ですね。
黄色のサイクルボートもレトロでかわいいです
サイクルボートを勢いよく漕ぎ出して進んで行くと、まるで童心に返ったようにワクワクしてきました。ボートを自由気ままに漕いでいると、いろいろな生き物たちに遭遇しました。一体何匹いるの? と疑問に思うほどたくさんのコイや、甲羅干しをしているカメ、何種類かの水鳥たち。カモの親子は小ガモがかなり成長していて親ガモと変わらないほどの大きさでした。
のんびりと休憩している水鳥
水上から見る景色は地上で見るのとはまた違いました。今はちょうど新緑の時期、木々の緑がきらきらと眩しかったです。
また、ボートで楽しかったのが弁天島を回ること。もちろんぶつかることはないのですが、ボートに乗っていると高さの感覚がわからないので、ちょっとしたスリリングな気分が味わえました。2回も回ってしまいました!
橋の下をくぐるのが楽しい弁天島巡り
洗足池でボートを乗ることを目的に今回訪れましたが、思っていた以上に水上での風が涼しくて気持ちの良い時間を過ごすことができました。
最後に、サイクルボートは屋根があるので顔や体の日除けはできるのですが、足には容赦無く日光が降り注ぎますのでご注意くださいね。ちょっぴり足の甲が日焼けしていました(笑)
(記者:大曽根桃子)
【洗足池ボートハウス】
住所:大田区南千束2-1 洗足風致協会会館
アクセス:東急池上線洗足池駅からすぐ
利用料金:
サイクルボート/30分600円・60分1000円
サイクルスワンボート/30分800円・60分1300円
ローボート/30分400円・60分600円