
有名懐石料理店で経験を積んだご主人が営む、そば和食「風鈴亭」へランチをしに行ってきました。店内はカウンターとテーブル席が2席のみ。念のため電話で予約をして、一番奥の席を用意していただきました。

地元の方に愛されているお店です
店主の鈴木庸夫さんに話を伺うと、なんとあの有名な懐石料理「なだ万」で38年間腕を振るっていたのだそうです。定年退職後に、一人でできるくらいのお店をと千鳥町に店を決めて2年前の4月にオープンしたのだとか。
ランチはお一人で、夜は奥さまとお二人でお店を切り盛りされているとのことでした。
お昼にいただけるメニューは、そばをメインとした4種類です。(季節によって変わります)
・「冷し海鮮そば(ゴマダレ)1000円」
・「茶そば(冷)と漬け丼1200円」
・「そば(温・冷)と漬け丼1000円」
・「豚そば(温・冷)と漬け丼1200円」の中から、「そば(温・冷)と漬け丼」と「冷し海鮮そば(ゴマダレ)」
を注文しました。
ちなみに蕎麦はご主人自ら毎朝手打ちしたもので数に限りがあります。どうしてもという方は、予約をしての来店をおすすめします。

つるんと喉越しの良い豆乳豆腐付き

ゴマダレでいただく「冷し海鮮そば」
注文して目の前に料理が登場し、まずその美しさに驚きました。
冷し海鮮そばに添えられている野菜の彩りの良さといったら!とても細かく切られた千切りの野菜が、ちょうどいい具合に蕎麦の麺と絡みます。ゴマだれでいただくのですが、その味わいもとても上品。薬味にはネギと大葉のみじん切りがあり、それを加えると大葉の香りが引き立ち、また違う味を楽しむことができました。
蕎麦と魚の漬け丼のセットも、お値段以上のものでした。

魚の美味しさが光る漬け丼

店主が丹精込めてうった蕎麦
夜は、アラカルトや、要予約で懐石のコースもいただけるとのことです。
夜のメニューでは、クリームチーズの西京焼きや、ニラと豚の蕎麦チヂミがとても人気だそうですよ。
さすが懐石料理ご出身とあって、旬の食材をとても大切にされていて、
メニューには季節のものを使ったお料理もふんだんにありました。
今時期は、ハモ、尾長鯛、カツオなどの素材を味わえます。
食を通じて季節が感じられる、素敵なお店との出会いに幸せを感じられた時間でした。
(記者:大曽根桃子)
【風鈴亭】
住所:大田区千鳥1-18-4 ライオンズマンション千鳥町109
営業:11:30〜13:00、17:00〜22:00
定休:水曜日
電話:03-6410-3807
アクセス:東急池上線千鳥町駅から徒歩2分