昨日は「8月15日を考える会のつどい」へ。

幅広い世代の参加者が集まり、空席1つなく埋まった会場。

みなさんとともに
長崎大学核兵器廃絶センター(RECNA)中村桂子准教授
のお話を伺いました。

多くの人が核兵器廃絶を理想としながらも、
現実にその実現は難しいと考えてしまうのはなぜか?

それは無意識のうちに刷り込まれた
「核兵器によって私たちの安全が守られている」
という意識があるから。
 
では「核兵器で安全を守る」
とはどういう状態なのか?

ケースに入れられた2匹のサソリを例にした分かりやすい説明。

サソリはお互いに致死量の毒を持っていると分かっているため、攻撃せずジーッと相手を睨み合うだけ。
しかし、このままの状態が続くかどうかはまったくわからない。

つまり、核抑止=核兵器でいつでも攻撃できると相手を脅しているだけにすぎず、非常に不安定な状態。核は完璧なバリアではない。

また「核兵器を使うことはダメだけど持っているだけなら良いのでは?」との声に対しては、

世界では約2000回もの核実験が行われており、核実験場として使われるのは大国に対して声を上げるのが難しいとされる植民地や少数民族の土地。

核実験は健康被害をもたらすだけでなく、それによって故郷を追われ、コミュニティや伝統・文化などが壊され、暮らしや日常が奪われてしまった人々がいるということを忘れてはならない。

「核兵器のある世界」とは
社会的弱者の犠牲の上にしか成り立たない。

これは核兵器だけでなく
ジェンダー不平等、貧困問題、環境問題など
多くの社会問題とも共通するもの。

キノコ雲の下で一体何が起きているのか
想像すること。

一人ひとりの人間に光を当てる。
冒頭のお話にもあった「今」を生きる私たちにつながっている問題として核問題をとらえられるか、にもつながると思う。

人々の心の中にある「平和のとりで」(核をタブー視する意識)が崩れつつあるなかで、私たちには「核兵器禁止条約」が残されている。

即効薬ではないけれど、漢方薬のようにじわじわと人々の心を、考え方をゆっくり変えていく。そんな力が条約にはある。希望を捨てることはない、との言葉で講演が締めくくられました。

中村さんのお話は初めて聞いたのですが、世の中のありふれた声(自分の中にもある)から出発してくれるので、心と頭にスッと入ってきて、非常に理解がしやすかったです。

いつ核兵器が使われてもおかしくない。
そんな世界を今日も生きていて
長崎を最後の被爆地にできるかどうかは
私たちにかかっている。

そのことを改めて胸に刻み
平和を祈ったり願ったりするだけでなく
いただいたお話を足がかりに
核廃絶に向けて一歩ずつ歩みを進めていく
その決意を再確認した戦後80年、8月15日。

素晴らしい講演をしてくださった中村さん、
企画をしてくださった8月15日を考える会の実行委員会のみなさま、ありがとうございました。

写真5枚目
#若者の戦争と政治
ちょっとずつ読んでいる本。
ここでインタビューされているのは少し下の年代だけど受けてきた教育や社会情勢、持っている感覚は割と近いように感じる。

私だって戦争や政治はずっと自分とは遠い存在だと思ってきた。
自分のあまりの無知さに恥ずかしくなり、
泣きたくなる日もあるけれど、
泣いてたって世界や社会はよくならないし、
だからこそ伝えられることもある、と信じて学び続けたい。

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