2025.10.17

本日オープンして1周年を迎えることができました。
日々支えてくださるみなさまに
心より御礼申し上げます。

あたたかいお言葉をかけていただいて
やっと実感が湧いてきております。

今までを振り返り、すいもあまいも経験させてもらえることのありがたみを感じています。

全て未来へのエネルギーに変え、また新たな目標を立てて成長していけるよう精進します。 
  
この機に乗じまして店主の想いを。
お時間ありましたらご一読ください。 
  
 
 

 

「たくさん作りすぎちゃダメですよ」 
  
 

レジェンドパティシエのお一人
PATISSERIE AU GRENIER D'OR
西原金蔵さんのお言葉。

これからお店を始めます、と
お話していた中でかけていただいた第一声。
そこに全ての意味が込められていると思います。
 

しばしばこの言葉の意味を考えます。
 

行き詰まったとき
疲れているとき
どうしようと迷ったとき

いつも金蔵さんの声が聞こえます。
 
  
本当にそれでいいのかい?と
問いかけてくれるような
がっちりと握手を交わした
手の平のあたたかくも強い温もりを思い出すのです。
 
 

お菓子をつくること、を通して
なにを成し得たいの?
本当の豊かさとは?
有限である時間を使ってどう生きてどのような思い出を胸に還っていくの?
 
 
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たびたび、わたくしは暴走します。笑
その度に
真ん中に立ち返り、思考のクセを手放していく。 
 

わたくしの命をつかってあなたを笑顔にしたい。
できることならば。
そのやさしさが運良く届いたのならばそれが波紋のように広がっていくといい。
シンプルに、それだけです。
 
 

人間の力では限界があり、
個人店として、この厳しい日本社会において、物価上昇、子育て世代の主婦のわたしたちが今できることとは。常に考えています。
最適解は年々変わっていく。ライフスタイルが変われば当たり前のように。
  

ただどんなに時代が変化しようとも、人間の根源である“家族”の笑顔はマストです。どんなに仕事が成功しようとも大切な人を不幸にしてしまってはなんの意味もありません。
 

だからこそ自分のライフスタイルに合わせた店を作りました。限られた営業日時ですし、欲しい時に買えない、と厳しいご意見をいただくこともございます。
それも非常にありがたいお言葉です。MEのケーキが必要とされているということですから。
 

平等に与えられた時間制約の中で、これから体の動く限りお菓子を作り続けていきたいのです。そのためには身体を大切にしなければなりません。
志半ばで肉体を離れるわけにはいかないのです。
 

新潟市内には修業時代の仲間のお店がたくさんありますので、当店の休業日にはぜひご利用いただきたいと思います◎◎
 
 
競争ではなく調和がいい
寂しさ、不満がでるのは
自分自身の内側にあるものが反応していますので
わたくし自身もよくよく対話しています。

 
2年目も精進してまいります。
店主の想いに共感していただいても、そうでなくてもよいです。たくさんの方々とお会いできる場となりますように。
 
 
明日も作りすぎず、
たくさんご用意してお待ちしております。
 
 
 
2025.10.17
ME店主 水崎絵理

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220 いいね! ('25/10/19 04:01 時点)