まちの仕事人インタビュー
不登校の子どもたちの支援をしていきたい
荒川区不登校支援えふリズム 代表 栗原 はる奈 (くりはら はるな) さん インタビュー

出身 東京都台東区

趣味 海外ドラマ鑑賞・筋トレ

悩みを共有することを大切にしています

どんな団体ですか?

「荒川区不登校支援えふリズム」では、不登校・ひきこもりの児童とその家族の支援活動をしています。Futoukou(不登校)とFeeling(寄り添い)の頭文字Fにちなんだネーミングです!臨床心理士に親の心構えを聞いたり、ヨガで心身をリラックスしたりして、互いの悩みを打ち明ける交流会を開催しています。「学校に行きたくない」「行きたいけど行けない」「学校が合わない」…学校に行かない子ども、 ひきこもっている子どもが安心して過ごし“その子らしくいられる”ことを目指して活動しています。

この仕事を始めたきっかけは何ですか?

私の長男は、注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性でこだわりが強い性格で、小学5年生の時、不登校になりました。先生と合わなかったんですよね。息子が学校に通えず悩んでいた時期、区内で不登校などの事情を抱える子どもを持つ保護者の交流会に参加し、気持ちが軽くなったんです。その経験から、「今度は自分の体験を伝えることで、悩む保護者の不安や孤独感を軽くできたら」と交流団体「えふリズム」を立ち上げました。

お仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

悩みを共有することを大切にしています。言葉にし、聞いてもらうことによって心は軽くなります。不登校児の保護者の方は、学校にいけないからママ友がいないことも多くて。交流会を通して同じ境遇の人と知り合えるので、1人じゃないことを感じてほしい。ちょっとでも顔が明るくなってくれたらいいなという想いでやっています。語り合うこと、寄り添うこと、そこからどうしたら良い方向へ見いだせるのか、お手伝いが出来たら嬉しいです。色んな辛さを抱えた人達が当たり前に胸張って過ごせる地域や居場所を作っていきたい

です!

どんな相談が多いですか?

不登校児の保護者を対象にしていますが、ほとんどがお母さんです。子供が家にいるから仕事にも行けなくて、お母さん自身も引きこもっているんですよね。支援を調べる気力もない。そうしたお家は、夫や祖父祖母の理解がないことが多いです。預かってくれないし、なんで学校に行けないのと、1番言ってはいけないことを言ってしまう。結果どうしてもお母さんに負担がかかります。不登校児は増えている傾向にあります。きっかけはいじめもありますが、最近はコロナ休校より学校に行く必要性を感じなくなってしまった子が多いです。元々学校が苦手だったところで休校になったことによって顕在化した形です。いじめを受けての子は心の傷も深いので、スクールカウンセラーやソーシャルワーカーとも連携して対応しています。


今後、お仕事を通じてどんな事をしていきたいですか?

子どもも参加できるイベントを増やしていきたいです!昨年は親子で参加できるお菓子教室を開催したら好評でした。運動不足は精神面の落ち込みにもつながるので、親子でピラティス教室もいいなと考えています。今後の課題はお母さん達にどうやってこの取り組みに気づいてもらうかです。お母さん自身も病んでしまっていることが多いので、そういうところにアクセスする勇気が出ないんですよね。背中を後押しするにはどうしたらいいか…試行錯誤している最中です!

インタビュー後記

今回はこんなインタビューでした。今回はこんなインタビューでした。今回はこんなインタビューでした。今回はこんなインタビューでした。今回はこんなインタビューでした。今回はこんなインタビューでした。

お問い合わせ

荒川区社会福祉協議会

メールアドレス : jigyo@arakawa-shakyo.or.jp

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*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。