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(2年前の記事です) 掲載日:2022/10/05

主人の祖父母の代から借りている土地に住んでいます。2003年に正式に更新書類を交わし借地の権利は2023年末で終わります。建物も古いことと地盤沈下がここ数年でみられるので、更新はせずに退去しようと考えています。建物は主人の名義です。

退去の時期は可能ならば、建物撤去及び更地にすることも必要ですが2023年内を考えています。(地盤沈下は、憶測でしかないのですが、数年前に地主が隣の敷地にマンションを建ててから感じています。)

数年前に地主であったご主人が亡くなられてからは、長女の方が相続し弁護士を通して書類でお知らせがあり、手渡しで納めていた地代も振込の支払いになりました。
すべて手続きは弁護士の方に依頼しているみたいです。電話をしても連絡がつかないのが現状で、直接お話するのは難しそうなのですが、借地をお返しする場合は不動産屋さん等に中に入っていただいた方が良いのでしょうか?周りの方々から、言い回しが違うのかもしれませんが、借地権を買い取ってもらえるから、きちんと手続きをしたほうが良いとも言われていますが。

借地を返却する場合はこちらから地主に早めに伝えたほうが良いのか、伝えるのはギリギリでもよいのか、期限が近くなったら地主からアクションがあるものなのか、どこから始めたら良いかも何もわからないので、教えていただけたらと思います。地盤沈下については、調査が必要になると思うので、私は無理なことだとは思っていますが、地主に伝えたら、住んでいる期間内で何か対応はしてもらえるものなのでしょうか?

※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

中区民ミカタお答えします
山村 暢彦
中区民ミカタお答えします
山村法律事務所 弁護士
山村 暢彦

地盤沈下というのが、どの程度の影響かわかりませんが、隣地のマンションの影響だとしても、オーナー側又はマンション側にその補填を要求するのは相当骨が折れますから、借地権を返して退去するというのは一つの選択肢だと思います。

借地権のほうは、2023年が更新日ということですが、通常の賃貸借契約ですと、基本的に「更新」できる内容になっているので、地主さん側から、返却してくれと交渉すると、「借地権」を買い取るという形になることが多いです。

今回、相談者様の意向、また、どこまでこの件に労力をかけるか次第ですが、

オーナーさんとの交渉次第では、
・建物の解体費用をもってもらったり、
・借地権の評価として一部金銭をもらえる可能性もあるかもしれません。

ただ、借地権の評価も土地の評価と密接にかかわってくるので、
・土地、建物、借地権の評価は、不動産屋さんに相談し、
・オーナーさんとの交渉は、弁護士に相談するのが良いと思います。

もっとも、オーナーさん側から良い条件を引き出すには、住み続けることが前提になるので、退去するご意向であれば、退去の際の一部をもってもらうような内容の交渉にはなるかと思います。

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