まちの仕事人インタビュー
バレエと共に歩む、私らしい表現のかたち
タレント・作家 白河 理子 (しらかわ りこ) さん インタビュー

タレント業と作家活動を中心に、多彩な表現活動を続けている白河理子さん。幼少期からクラシックバレエ、乗馬、ピアノなどさまざまな習い事に親しみ、豊かな感性を自然に育んできた。スカウトを受けて芸能の世界に入り、テレビ番組や雑誌など多くのメディアで活動を広げる。その後は雑誌連載をきっかけに「書く」仕事へも領域を広げ、現在はラジオ番組を2本担当しながら、大学や企業での講義、バレエ文化をもとにしたジュエリー制作やアプリ監修など、表現の幅を広げ続けている。

今の仕事を始めたきっかけを教えてください

いくつかの芸能事務所から声をかけていただいたことが始まりです。大学に進学したらやってみよう、と家族と話していたのですが、実際に活動を始めると毎日が新鮮で、楽しさのほうが勝っていました。タレントとしてテレビ番組に出演したり、モデルのような仕事をしたりと、流れに身を委ねるように活動が広がっていきました。特別に「こうなりたい」と思っていたわけではありませんが、現場の空気や人との関わりが心地よく、自然とこの世界に惹かれていきました。


現在の活動スタイルに至るまでの経緯を教えてください

芸能の仕事を続ける中で、雑誌編集長の方から声をかけていただき、20代前半に連載を始めたことが大きな転機でした。そこから別の雑誌にも広がり、「書けるタレント」としての活動が自然と育っていきました。書く仕事が増えたことで学びへの意欲も高まり、大学院での研究にも取り組むようになりました。その流れと並行して幼少期から親しんできたバレエへの興味が深まり、講演や大学講義、アプリ監修、ジュエリー制作など、バレエを文化として伝える活動へと繋がっていきました。タレント、作家、講義、作品制作という複数の軸が、時間をかけてひとつの活動スタイルとしてまとまっていったと感じています。

活動の特徴を教えてください

いまは“バレエ”を軸に、文化としての魅力を多角的に発信しています。バレエはもともと王侯貴族の教養として根付いた歴史があり、その立ち居振る舞いや姿勢は現代のビジネスシーンにも通じる部分があります。その背景をわかりやすく伝えられるよう、AI技術と組み合わせた姿勢分析アプリの監修を行ったり、大学や企業で講義をしたりしています。また、バレエの世界観を表現したジュエリーのプロデュースもしており、芸術と日常をつなぐアイテムとして楽しんでいただけるよう工夫しています。タレント・作家としての発信力と、バレエ文化への深い興味を組み合わせた、幅広い活動が私の特徴かもしれません。

自分の理想に向かってまっすぐ努力すること

お仕事で大切にしていることを教えてください

自分が心地よくいられる環境や関係性を大切にしています。芸能のお仕事には本当にさまざまな方がいらっしゃるので、無理を感じる場面では距離を置き、安心して取り組める状況を整えるようにしてきました。学生時代から夜の飲み会には行かないなど、自分なりのルールをつくり、自然体でいられる選択をしてきたことが、結果として長く活動を続けられた理由だと思います。

また、人との関わりでは損得ではなく、直感的な“好き”や“心地よさ”を基準にするようにしています。一緒にいて安心できる方とのご縁は、どの分野の仕事でも良い方向に発展するものだと感じています。

この仕事のどんなところが好きですか?

タレントの現場は、空気そのものがとても楽しいんです。たくさんのスタッフさんが集まり、みんなでひとつの番組や作品を作り上げていくあの雰囲気が好きでした。グラビアの撮影でも、カメラマンさんごとに仕上がりがまったく違って、その人が私をどう見てくれているのかが写真から伝わってくるのが面白かったですね。また、作家として「書く」仕事も大好きです。言葉を通して考えを深めたり、伝えたりするプロセスはとても充実していて、タレントとはまた違った喜びがあります。さらに、バレエ文化を伝える講義やトークイベントでは、人と直接対話しながら世界を広げていけることが嬉しく、活動の幅が広がるほどに楽しさも増していると感じます。

今後やりたいこと等、展望を教えてください

これからも本を執筆し続けたいという思いがあります。書籍として形に残すことは、自分の考えや経験を丁寧に積み重ねる作業であり、それが自分の活動の軸になると感じています。そのためにもメディアでの露出は続けていきたいと思っていますし、バレエ文化の魅力をより広く伝える機会も増やしていきたいです。さらに、バレエを「特別なもの」としてではなく、ワインや音楽のように日常に寄り添う身近な教養として捉えていただけるよう、今後も多角的なアプローチで発信を続けていきたいと考えています。

成功哲学を教えてください

成功という言葉は少し大げさですが、私が大切にしているのは「自分の理想に向かってまっすぐ努力すること」です。人には性格やペースがあるので、誰かの方法を真似するのではなく、自分が心から納得できるやり方で進むことが一番だと思います。無理をして形だけ整えてもうまくいかず、かえって苦しくなってしまうこともあります。反対に、自分らしく努力していると、不思議と周りからも良いご縁や機会が巡ってくるものです。健全に、誠実に、自分の理想へ向かっていく姿勢こそが、自然と道を開いてくれると感じています。

インタビュー後記

白河さんとお話ししていると、柔らかく上品なのに、どこか気取らず自然体な魅力に包まれている方だと感じました。幼い頃から芸術に触れてきた感性と、芸能の世界で身につけた判断力、そのどちらもが今の活動を支える軸になっているように思います。静かに努力を積み重ね、言葉や表現を深く探究する真面目さがにじみ出ていました。バレエを通じた文化発信も、これからさらに多くの方に届いていくはずだと強く感じました。

お問い合わせ

白河理子

Email:shirakawarico@yahoo.co.jp

Website:https://shirakawarico.wixsite.com/joshi

*お問い合わせの際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。