八王子産パッションフルーツを使ったスイーツを慶大生と都内パティスリーが共同開発。9月2日から11日まで限定販売
慶應義塾大学牛島利明研究会めぐるめプロジェクト(以下めぐるめ)は、生産者と消費者を繋ぐサプライチェーンの構築、課題解決に携わってきました。現在は特に生産者の想いが消費者に届きにくいことに問題意識を持っています。この度、当該活動の一環で東京都八王子市のパッションフルーツ農家の1人である浜中俊夫さんのパッションフルーツを使ったスイーツの開発、販売を実現しました。具体的には、東京都品川区西小山にあるPATISSRIE BOULANGERIE ENTIER(以下アンティエ)とタッグを組み2種類の商品を開発。同店舗で9月2日から9月11日までの10日間限定で販売を開始いたします。
【八王子産パッションフルーツとは】
パッションフルーツは南米が原産の果物です。7月後半から9月頃が旬と言われています。甘酸っぱく、芳醇で華やかな香りが特徴的です。 体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンの含有量はフルーツの中ではトップクラス、カリウムも豊富に含む果物です。
南国の果物として有名だったパッションフルーツですが、若手農家の方の手によって東京都八王子市での生産が始まりました。2013年にはJA八王子パッションフルーツ生産組合が結成され、現在では浜中さんを筆頭に、13名の方が生産に携わっています。
【商品開発の背景】
めぐるめは2019年から八王子パッションフルーツと関わらせていただいています。昨年は東京都八王子市内のケーキ屋と連携し、商品開発を行いました。活動を進める中で、市外ではまだ八王子産パッションフルーツの認知度が低いという問題に直面しました。より多くの人に知ってほしいという生産者さんの想いを消費者の方に届けるためにも八王子市外での活動が必要であると考えためぐるめは、品川区西小山のアンティエとタッグを組み、八王子市外への普及を目標に商品開発に乗り出しました。
【商品概要】
①八王子産パッションフルーツとキャラメルのザクザクエクレア
価格:500円(税込)
説明:ケーキ店の中ではカジュアルな商品ながら、見た目も味も非常に上品で美味な一品。サクサクのクッキー生地で挟まれた香り高いパッションフルーツクリームとキャラメルチョコレートの相性は抜群。上に乗ったナッツやクリームに入れたパッションフルーツの種の食感がアクセントになり、より味わいを楽しむことができます。
②ベイクドパッション
価格:280円(税込)(1個あたり)
説明: 見た目以上にパッションフルーツの香りや味わいを楽しめる一品。バターが香る焼き菓子とパッションフルーツの爽やかさがよく合います。また柔らかい焼き菓子とパッションフルーツの種のザクザクとした食感のコントラストも楽しめます。常温保存のため夏を感じられる贈り物としてもぴったり。
【販売方法・期間】
PATISSRIE BOULANGERIE ENTIERにて、9月2日(金)~9月11日(日)の10日間の実店舗販売
9/3(土)には2022年2月にオープンしたワインショップ「QUENCH WINE(クエンチ・ワイン) 西小山」での試食・青果販売も開催予定
9/10(土)中央区勝どき「太陽のマルシェ」に出店予定(青果の販売)
【販売先情報】
住所:東京都目黒区原町1-6-12
電話番号:03-5724-3085
西小山駅より徒歩3分
【消費者への訴求ポイント】
スイーツの商品開発だけでなく、浜中さんとめぐるめの名刺を作成しました。アンケートからスイーツの感想等を送っていただくことにより、生産者と消費者を繋げます。
また焼き菓子にはめぐるめ手製のシールを貼り八王子パッションフルーツとのコラボをアピールします。
さらに販売期間の土日(9月3、4、10、11日)には、めぐるめメンバーが店頭に立ちます。メンバーが居る時間帯はアンティエの前を通った人やアンティエのお客様にパッションフルーツの青果の試食サービスを行います。3日には数量限定で青果の販売も行います。
スイーツでパッションフルーツを手軽に味わっていただくのはもちろんのこと、生産者さんとの関わりをもつことができたり、青果の味を知っていただけたりする機会も提供いたします。
【生産者の浜中さんからのコメント】
東京で農業するにあたって、無農薬での栽培も重要視しています。パッションフルーツは皮で果肉が守られているため、多少のキズ、色合いの変化があっても美味しく食べることができます。まだまだパッションフルーツの認知度は低いですが、めぐるめさんが間に入っているおかげで畑仕事に集中出来ます。また興味を持ってくれたアンティエさん柴田さんとのつながりもでき、パッションフルーツを青果とは異なる形でお客様に届けることもできます。めぐるめのアイディア、柴田さんの技術を楽しみたいです!八王子以外の方にも、八王子でパッションフルーツを栽培していることを広く知っていただくきっかけになればと思います!
【パティシエの柴田さんからのコメント】
実際に農園を訪れた際、え、ここでパッションフルーツが生産されているのか、と思いました。民家や住宅がある中で、「美味しいパッションフルーツ作り」を前提としつつ、農家さんが作業しやすい環境づくりを行うなど、農業の持続性を意識してしているところに良さがあると思いました。浜中さんにもお会いし、その人柄などから真剣に作っていることが伝わってきました。見た目だけで判断すると、ここのパッションフルーツ美味しいの?と思う人もいると思うので、そこの美味しさを伝えていきたいです。イメージを覆すくらい八王子の良さを出したいと思っています。
また、商品の売上というよりは、若い世代であるめぐるめが行っていることを知ってもらうきっかけになればと思います。今回のコラボがサプライチェーンの問題というものを個人レベルで考えてもらえる一つのきっかけとなれば幸いです。
【めぐるめからのコメント】
昨年は、八王子市のケーキ店とコラボさせて頂き、パッションフルーツの市内での認知度向上を目指しました。しかし、“八王子でパッションフルーツが生産されている”ということをより広くアピールするには都内に新たな販路を築くべきだと考えました。そこで今年度は、八王子市外のケーキ店コラボやマルシェ出店など、より多くの方に八王子パッションフルーツを広め、身近に感じてもらえるような活動を行っています。ケーキ店では、パッションフルーツを知らない方にも手にとって頂きやすいように、エクレアや焼き菓子といった身近なスイーツを作って頂きました。パッションフルーツの魅力を知る第一歩として頂ければ幸いです。またマルシェでは自分達が農家さんと交流するだけでなく、より多くのお客様とも接することで、パッションフルーツフルーツだけでなく生産者の方々も身近に感じてもらいたいと考えています。
【めぐるめプロジェクト 概要】
慶應義塾大学商学部牛島利明研究会が取り組む活動の1つ、めぐるめプロジェクト。生産者と消費者を繋ぐサプライチェーンの構築・課題解決に取り組むとともに、人々に食の楽しさや喜びを知ってもらうことを目標に活動しています。現在は八王子のパッションフルーツ農家さんや福島県のアスパラ農家さんのご協力のもと、就農体験や商品開発を通して学生目線で情報発信を行っています。
慶應義塾大学商学部牛島利明研究会
https://gyuzemi.jp/
慶應義塾大学商学部牛島利明研究会 めぐるめプロジェクト
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所在地
目黒区原町1-6-12