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(1年前の記事です) 掲載日:2024/02/14

去年の健康診断で、体重60キロ(1年で5キロ増えた)肝臓の数値が要精密検査、クレアチニン0.69でした。

かかりつけ医でみてもらい少し減量されたら?と言われたのですが、ズボラな私は特に気にすることなく、生活していたところ62キロに増えてしまい、血液検査も肝臓の数値が悪いのはもちろんの事、腎臓の数値がeGFRが65まで下がってしまいました。太りすぎて腎臓に負担がかかっているのでは?と思いそこから本気で減量を始め、1日2食の食事にし、1日1時間のウォーキングで56キロまで痩せたのですが、血液検査で肝臓の数値は劇的に良くなったのに、腎臓の数値がクレアチニン0.76、eGFR62と悪くなってしまいました。

かかりつけ医には塩分を気をつけて様子見と言われましたが、これだけで大丈夫でしょうか?他にも原因があるのでしょうか?

※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

目黒区民ミカタお答えします
山川 貴史
目黒区民ミカタお答えします
LSクリニック 院長 医師
山川 貴史

私がお答えします。

まだeGFRは60以上であり、尿検査で尿タンパクが見られなければ、現在のところは経過観察で問題ありません。

腎臓の数値が悪化した理由には、いくつかの可能性があります。

まず、体重が増加すると腎臓に過度な負荷がかかり、それが原因で肥満関連腎症になることがあります。これは、その人にとって許容できない体重増加が続くことで腎機能が徐々に低下する病気です。この病気を診断するには、eGFRの低下だけでなく、尿タンパクもチェックする必要があります。

今回の検査で脂肪肝も見られたため、体重を減らすことは有効です。しかし、急激な体重減少には注意が必要です。食事を厳しく制限しすぎると、水分不足になりがちで、これが腎臓に一時的に悪影響を及ぼすこともあります。適切な水分摂取を心がけた上で、再度検査を行いましょう。

また、毎日のウォーキングで筋肉量が増え、それがクレアチニン値の上昇につながった可能性もあります。クレアチニンだけでなく、シスタチンCを用いても腎機能の評価をすることをお勧めします。

今後、尿タンパクが検出されたり、eGFRがさらに低下したりした場合には、腎臓専門医の診察を受けることをお勧めします。

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