=====================================

一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

=====================================


先日の日経新聞(2月1日)に

「絶望を希望に変える雇用改革」という

記事がありました。


「八田達夫・大阪大学名誉教授の提唱する

雇用拡大のアイデアを紹介したい。

雇用の年限を区切り、その間は正社員として

雇用する「定期就業型」雇用契約の導入だ。

年限も短期ではなく10年程度の長期を

可能にすれば、スキルの蓄積もはかれる。」


とのことです。


この日経記事は

「短時間正社員制度」に詳しいCURE労務事務所

代表の田中聡美先生(特定社会保険労務士)に

教えてもらいました。


田中先生いわく

「いわゆる正社員は、無期雇用が前提でしたが、

その定義がもう時代に合わないです」

とおっしゃっています。


よく経営者は全従業員を経営者にしたい、

と言います。

日本人の好きな「全員経営」ですよね。

かつて日本はこの考え方が全盛でした。

でも、それは間違いではないでしょうか?

批判を浴びる言い方ですが、そんな気がします。


経営者は社員が自分と同じだと思って、

がんばる傾向が強いですね。

これって私自身の拙い体験や

多くの経営者を見てきてつくづく実感します。

とても疲れるのです。


さらに成果が乏しいので、消耗もするのです。

経営マインドぐらい共有化できないものは

ないのではないでしょうか?

実際、ビジネス書は安っぽくて早上がりの

ハウツーものばかりで、本格的な経営書なんて

まったく売れてないそうですから(笑)


経営者は

「自分と社員は違うのだ」

と、考えれば楽になれます。

次は代替のシステムを考えれば良いだけ

なんです。

そうすれば、社長さんが疲れなくていい。

 

疲れない経営とは長続きする経営でも

あります。




石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp