認知症とは、記憶障害に加えて見当識障害、理解・判断力の障害、実行機能の障害等を中核症状として、それらにより社会生活・対人関係に支障を来たしている状態を言います。主にアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症の4つの種類があり、認知症の8割以上を占めます。その他の認知症の中には、原因が治療可能であり、治療により認知機能の改善が期待出来るものが存在し、特に”treatable dementia(治療可能な認知症)”と呼ばれています。この治療可能な認知症の原因に関して、内科的な治療を要するものとして感染(脳炎、エイズなど)や内分泌代謝疾患(甲状腺機能異常、ビタミンB1欠乏、低血糖など)が、外科的な治療を要するものとして正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫と言った疾患が挙げられています。正常圧水頭症は、脳の中の髄液の通り道である脳室内に髄液が貯留している状態を言い、慢性硬膜下は脳と頭蓋骨の間に血腫が溜まり脳を圧迫している状態です。まずは検査を行い、内科的または外科的治療を行うことで、原因次第では認知機能の改善が得られるかもしれません。治療効果には個人差がありますし、他の認知症を合併している場合もあります。治療の適応に関しては、事前に外来で丁寧に説明・相談させていただきます。気になる症状がある場合は是非、三宿病院にご相談下さい。

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7 いいね! ('25/12/30 08:01 時点)