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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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先週金曜日はものすごい大雨でした。

近所では道路端に落ち葉がたまりそれ

が原因で雨水が抜けずに道路が冠水

してました。気候が変わっていることを

実感します。

 

1、 出生率1.26をどう考えるか

 

22年の出生率1.26で過去最低  

出生数7年で2割減

日本経済新聞6月3日(土)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA317430R30C23A5000000/


出生率1.26が喧伝されてますが、

2005年と比べて出生数が30万人も

減っていることがもっと問題です。

言い換えればママになる人が少なく

なっていることが数字に直結しているわけ

です。

これ、さすがにまずい、というか。

ほんとうに「異次元の」政策を打ち出さな

いとこの国は滅ぶかもしれません。

 

2、他の国ではどうなのか?


ドイツ

・育児休暇制度が充実

・保育施設の整備。働く親が仕事と子

育てを両立しやすい


スウェーデン

・保育制度が発達。子供の教育やケ

アに関するサポートを提供

・フレキシブルな労働時間制度を導入


韓国

・出産・育児補助金

・低所得者向け支援

(保育費用無償・保育施設の整備)


フィンランド

・総合的な家族政策

(育児休暇制度、保育施設の整備、

教育の無償化、家族手当)

・男性の育児参加促進(父親も育児

休暇取得を奨励)


カナダ

・子育て支援(子供を持つ家庭には

児童手当が支給。所得に応じ経済

支援)

・保育施設や学校での早期教育プロ

グラムを提供


デンマーク

・ワークライフバランスと柔軟な労働環

・公共の保育施設が充実

(働く親が子育てと仕事を両立しや

すい)

 

3、どうするどうなるニッポン!

 

異次元の少子化対策、という

なら国民が「アッ!」というような

ことを実施して欲しいところですが

少子化対策と増税や社会保険料の

増額をセットで議論するなんて、無能

もいいところですよね。

一方で日本人の海外移住も年々

増え続けています。

 

日本人、静かに進む海外流出  

永住者が過去最高の55.7万人に

(朝日新聞デジタル)

https://www.asahi.com/articles/ASR1R5RGFR1MULFA02K.html

 

日本は正念場です。

 

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp