【栄養マイスターコラム】
栄養学に精通した
\愛玩動物看護師がアドバイス/

「食事の切り替え、給餌方法」

飼い主の皆さんは、ペットの食事内容を変更する時に
どのようなことに注意していますか?

成長段階に合わせたご家庭での食事の変更。
病気が見つかり獣医師から食事内容の変更や
療法食への切り替え指示があった時など…

ペットの一生の中で食事の種類を変えるタイミングに
何度か直面することでしょう。

そのような場面で飼い主さんもペットも、
お互いにストレスが少なく食事を切り替えられるよう
給餌ポイントを江東総合病院 動物看護師の村上がご紹介します!

✔︎1. 食事の切り替えのタイミングは?
例えば旅行やお引越しなど、生活環境が変化するタイミングでは環境変化によって人と同様に、ペットにもストレスがかかることがあります。

環境変化だけでなく、今まで慣れ親しんでいた食事の変更も加わると、変化が多すぎて対応しきれなくなる可能性があります。ペットホテル利用時や入院時も同様です。

普段と生活環境が変わるタイミングでの食事内容の変更は、あまりおすすめできません。

環境の変化に慣れ、落ち着いてから食事を切り替える計画を立てましょう。

✔︎2. ペットの体調はどうですか?
ペットの体調が悪い時は、改善するまで少し待つようにしてあげましょう。

ただし、病気により獣医師から食事療法へ切り替えが必要と判断があった場合は、食事内容の変更や療法食指導を行う場合があります。

体調が悪い時は、飼い主さんが食事の調整をせずまず病院に相談するようにしましょう。

✔︎3. 切り替え方法
病気以外でも食事の種類を切り替える時、皆さんはどのようにして切り替えていますか?
今回は2種類の切り替え方法をご紹介します。

—給餌方法その1—
現食事に少量混ぜながら切り替える。

今までの食事に、ごく少量の新しい製品を混ぜ、徐々に新しい製品の割合を増やし
数日~数週間かけてゆっくりと切り替えていく。

この方法だとペットが気が付かない間に新しい食事に切り替えることができます。

—給餌方法その2—
食器を使い分ける。

いつも食事の際に使用する食器に新しい製品を入れ、隣に今までの食事を「別の食器」に入れて並べて給餌。
新旧二つの食器を使い分け、新しい製品を食べたらその分、今までの食事を減らす。を徐々に行う方法です。

いつも使っている食器だと警戒心も少なく切り替えることができます。

◎ここが我慢!
大切なことは根気よく
“ゆっくり時間をかけて切り替えていく”こと。

新しい製品をなかなか食べてくれないと飼い主さんは焦ってしまいますが
ペットの体調・様子を見ながら少しずつ切り替えていきましょう。

✔︎病気の状態・症状によっては早めの食事の切り替えが必要な場合もあります。獣医師の指示、指導から給餌方法のご相談は、各病院の栄養マイスターにまずはご相談ください。

*過去の栄養マイスターの特設記事は苅谷動物病院グループのFacebook記事からのリンクでお読みいただけます。

食事の選び方 https://kariya-ah.co.jp/news/nutrition/202203
フードとおやつの違いって何?? https://kariya-ah.co.jp/news/nutrition/202202
水は一番大事な栄養素! https://kariya-ah.co.jp/news/nutrition/202201
大事なペットの食欲不振について https://kariya-ah.co.jp/news/nutrition/202112

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