本当にきれいな青色をしている空を見ていると、夏だからとウキウキしているのですが、相変わらずのコロナの感染者増で日本中大騒ぎですね。ウキウキしてもお出かけしないで自粛している人もいれば、自粛することを自粛する方も増えて来て、もう3年も経ち、あんなにも青い空を見ていたら出かけずにはいられないよねと思う人も多いのかもしれませんね。

 

しかし、日本では新規感染者数は、直近の1週間では10万人あたり約978人となったそうです。これは、3連休などもあって一概には言えないかもしれませんが、今週先週比では急速な感染者数の増加が継続しているのです。全国的にこれまでで最も高い感染レベルを更新し続けるとともに、全ての年代で増加しているのです。

 

もう、願うことは感染している方々は一日も早く本調子に戻って欲しい、そして、全世界の方々が安心安全な暮らしを取り戻してほしいというのが願いですよね。この3年という長い期間を通常の生活が出来ずに、イベント事がすべて中止になって本当につらい状況ですよね。

 

先日も、夏の高校野球選手権の奈良県大会ではあの智弁学園を倒して決勝に進出した、県立高校の生駒高校でしたが、決勝戦当日には、コロナの影響で主力メンバーを大量に欠き、レギュラーメンバーで出場できたのは3人だけだったという報道を聞いて、コロナの影響は大変なことかもしれませんが、選手たちの事を考えると「そろそろ、どうにかなりませんか?」という気持ちもありますよね。

 

そんな中このような報道がありました。その報道とは2021年の日本人の平均寿命は女性が87.57歳、男性が81.47歳となり、前年比で女性は0.14歳、男性は0.09歳縮んだことが29日、厚生労働省公表の簡易生命表で分かりました。前年を下回るのは東日本大震災があった11年以来で、男女とも10年ぶりという事だそうです。どうやら、新型コロナウィルス流行の影響とみられているそうです。

 

平均寿命が年々伸びていきご長寿国となった日本ですが、今回の平均寿命が縮んだのはある意味で新型コロナウィルス流行の影響なのかもしれません。しかしながら、ある葬儀社にご依頼のあった若い方が自殺されお亡くなりになったのですが、その若い方からコロナウィルスの陽性が出てしまい、死亡理由をコロナウィルス罹患のためとなったと聞かされ、「なんでもかんでも死因をコロナにしているのか?」と驚いたのは事実です。

 

当時はコロナウィルスが原因でお亡くなりになった方は、「直接、火葬場にお連れする」お別れの方法をとっていたので、顔も見られないままにお別れの言葉もかけられぬままに、ただただご遺骨だけを玄関先で受け取るという寂しいものとなってしまい、この現実に心を痛める方も多くいたのではないでしょうか?

 

平均寿命が縮みましたと報道をみて、ただ単純にコロナの影響なのではなく、意外と若い世代がコロナとは関係のない原因でお亡くなりになっているのに、コロナが原因だとされているという現実を受け止め、本当は若い世代がいろいろな要因で亡くなっているのはどうしてなのかを追求し、どうにかしていかないといけないのではと考えるべきだと思うのです。

 

葬儀社に勤めている方々が、平均寿命が10年ぶりに縮んだよってニュースを見た時に、100歳近い方のお葬式もかなり増えているのに、何故縮んじゃったのかな?と疑問を持つのではないかと思うのです。

 

 

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著:一級葬祭ディレクター 小林大悟