専門学校で授業をする。。。

今までは、レシピを中心にこんな作り方をしますよーみたいな授業を基本的には受け持った。

でも何となく違和感を感じていた。

ムラタも講習会などにいくと、
他のシェフのレシピを穴が開くくらい見つめることがある。

別にそれを再現しようとしている訳ではないのだ。

このシェフは何を思って、
誰のために、
このレシピを仕上げているのだろうと考えるのだ。

そこから、レシピの構造を分解して考えて、どんな意図があるのかを読み解いていくのだ。

専門学校から就職する子達は、
就職先をどんな観点から見ていて
何を希望として
何ができるようになりたいのか
そしてどんな技術を使って
誰を喜ばせて
誰からお金と言う対価を得たいのか

これが、どうしても学校と言う環境の中では見えにくい。

っと言うよりか、もし19歳、20歳でそれが見えていたら、かなり凄いかもしれない。

だから、今日の授業では当然パンは作る。

でもパン屋さんといっても
どんなパン屋さんがあるのかと言うのはしっかりと伝えてきたいと思う。

今日は真面目に行こう。

10時半には学校入りである。

気合いを入れて行かなければいけないのだが。

昨日の夜。

昔の同僚と食事をしに梅田まで出たのだが。

何とも帰りの記憶がないのだ。

こんな事があるのだろうかと。

男3人で色々と楽しい会話をした記憶が残っているのだが、

西宮駅から最寄りの兵庫駅を通り越して、須磨駅に電車が止まっている時に何か違和感を覚えてどうやら起きたらしいムラタは、慌てて電車をお降りて。

ホームで直立不動になっていた記憶はあるのだが、

今なんでSNSを投稿できる状況でデスクに向かっているのか理解が追いついていないのだ、

確かに言えることは

身体中からアルコールの匂いがぷんぷんしていると言うことだ。

間違いなく言えることは、
パン作りの最終工程で出る
エタノールと二酸化炭素系の発酵臭ではない何かが体をまとわりついているのである。

こんな先生から授業を受けても良いのだろうかと。

ぼーっとした頭で考える。

とりあえず、授業のイメトレをする。

なんでこのパンは赤ちゃけているのか

機械化、AI化されるこの現代で、
どんな職人技が生き残れる可能性があるのか

右から左に動かしただけで価値がありますよといってしまう製造業なのか

それとも
右から来たものを左に出すときに、何か付加価値の付けられたものを出す製造業なのか

誰に対してのアクションなのか。

今日はそれを真面目に生徒たちの前で話さなければいけないのだ。

ムラタの中では今必死に肝臓が頑張ってくれている。

アセトアルデヒドなるものが出来上がり、酢酸となって身体中を巡っている。

ムラタがもしパンだとしたら、
かなり酸っぱいやつになってしまうかもしれない状況だ。

でも安心してほしい。

あと3時間で体の酢酸を全部抜いていきますので。

今週も素敵な一週間でありますように🥰

授業後の感想
ecolecp_info
生徒達もリアルな厨房並みの作業スピードにしっかりとついてきてくれて、3時間少しオーバーで終えることができました。

専門学校でムラタの授業が受けれるのはここだけ。

また来年よろしくお願い致します。

続きは Instagram で

474 いいね! ('25/10/21 20:00 時点)