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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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暑いですねぇ。

今週はいよいよ梅雨明けでしょうか?

今年も後半戦に入りました。速いっ!

 

1、「日本のシン富裕層」大森  健史 著

(朝日新書)

https://amzn.asia/d/7wpBzvE

 

7月のブックレビューはこの本。

著者の大森氏は新卒で証券会社に入社、

個人や法人の資産家に対し資産運用の

アドバイスをしていたそうです。

その後2万人を超える富裕層の人々から

海外移住などの相談を受ける会社を経営

されていらっしゃるそうです。

筆者は2000年頃から、

日本の「お金持ち」に変革が起きていると

指摘、その変化を筆者の実際の顧客を

例に挙げながら解説しています。

これが実に具体的でおもしろいのです。

 

2、5タイプのシン富裕層


筆者は、

1ビジネスオーナー型

2資本投資型

3ネット情報ビジネス型

4暗号資産ドリーム型

5相続型

の5つのタイプにシン富裕層を分類。

億単位の資産を持ったシン富裕層が、

自分や家族の目的や理想に合わせて

海外の移住を「購入」している、とのこと。


情報商材ビジネスで自分のノウハウを

売ったり、

不動産の売買サイクルを回したり、

投資に集中したり、といろいろな

シン富裕層の実例が本書では登場し

てきます。


3、コロナ後は?


コロナは米国を中心に超富裕層を作りました。

所得格差はさらに拡大しているといえます。

お金がじゃぶじゃぶの超金融緩和が続くから

当然といえば当然なのでしょう。



元来、日本の富裕層は資産は持っているが

徹底して「使わない」人々です。

しかし本書にもありますが、シン富裕層は

購入決断も速いし、けっこうな消費をする。

従来の富裕層とは感覚がまったく違う、のだ

そうです。

都心の高級スポーツクラブも朝はシニアばかり

だが真昼間は若手ばかりで、いったいなにを

やっているのだろうか、という人ばかりとのこと。

 

お金にあやかる商売をしないとダメだ、という

ことなのでしょうか?

 

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp