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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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3月に入りました。卒業式シーズンですね。

もうすぐ桜も咲くかと思うとウキウキします。

 

 

1、創業者が去った後でも

 

アマゾンのAWS(レンタルサーバー事業)は

ご存知の通り、同社の稼ぎ頭になっています。

この会社の恐ろしさは『連続起業』に成功する

『超・シリアルアントレプレナー企業』であること。

   (『日経ビジネス』2021年12月13日号)

 

次々と新規事業に着手し、成功→成長事業化

させています。

ロケット事業も創業当初からスタートしていたとか。

創業者のジェフ・ベゾス氏が引退しても、アマゾン

のピークが過ぎないのはここに秘訣がありそうですね。

 

仕事柄、オーナー会社でオーナーが引退・死去して

ほどなく失速する事例をたくさん目撃しました。

アマゾンはオーナー会社の事業継続の成功モデル

かもしれません。日本ではリクルートが似てますよね。

 

 

2、一方でソフトバンクの孫さんは

 

「頭がちぎれるほど考えました。

だから、毛が無くなったんです。」

話術の天才の孫さんらしい自虐コメント。

 

若い頃、講演に招かれた時、講師は3人で

当時有名な講師2人に挟まれてまだ無名の

孫さんは真ん中で話したそうです。

講演の冒頭、

 

「ほかの講師は私より有名ですが、

実はサンドイッチを食べると、

真ん中が一番うまいんですよ。」

と話し、会場は爆笑した、とのこと。

 

ベンチャーの雄、ソフトバンクの株価は

今半分になってしまいました。

 

「いかがわしく」あり続ける。

(『孫正義の資本論』 

NIKKEI BUSINESS 2022/01/10)

 

ソフトバンクは業績回復するのか?

日本の将来もこの会社の今後を見ていると

わかりそうな気がしています。

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp