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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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「二月の勝者」でも話題の中学入試が

2月1日からスタートしました。

首都圏の受験者数は8年連続で増加

した、とのことです。

そこで今年の中学受験についてまとめて

みました。

 

1、 志願者数ベスト10

 

男子  志願者数ベスト10

1開成  (1,206人)

2麻布↑(934人)

3早稲田(1)(756人)

4武蔵↑(640人)

5慶應普通部↑(619人)

6駒場東邦(565人)

7海城(1)(545人)

8芝↑(1)(525人)

9本郷(1)(522人)

10日大豊山(1)(478人)

 

女子  志願者数ベスト10

1女子学院↑(769人)

2吉祥女子↑(1)(606人)

3鴎友学園女子(1)(603人)

4桜蔭(557人)

5フェリス女学院↑(464人)

6香蘭女学校(388人)

7雙葉(381人)

8山脇学園↑(1)(357人)

9女子美術大学付属(1)(356人)

10共立女子(1)(354人)

 

㊟  ↑は前年度に比べて志願者数が増加。

  (1)は複数回ある入試の第1回入試

 

 

2、 御三家の問題意識

 

開成は国語で子ども食堂について

麻布は社会で外国人労働者について

武蔵は社会で教育格差について

しっかりと出題し、記述で考えを書かせている。

「格差社会」について男子御三家がいずれも

問題意識が高いことは興味深い。

 

 

3、 意外な人気校とは?

 

2022年は中堅私大付属の中学校の志願者が

増えた。特に日東駒専の付属校が人気。

早慶、明治、立教などの付属校人気は落ちている

とのこと。

 

理由は「大学定員の厳格化問題」のため。

㊟定員の1割を上回る学生を入学させると大学

助成金が減らされるきまりのこと。

 

ここ数年首都圏の有名私大の大学入試は

かなり厳しくなり、公立中堅高校では、現役で

日東駒専に合格できない生徒が増えた。

こうした背景もあり、中学受験のためにわが子を

2~3年塾に通わせて偏差値や勉強姿勢など

を見て『こりゃ高校受験させたり、公立高校から

国立や早慶GMARCHなんて狙わせるのは

難しい』と判断する親が多いから、という。

 


中学高校の6年間はとても大事な時期。

大学受験だけで判断せず、先端教育校や

ユニークなカリキュラムの学校にも、もうちょっ

と目を向けた方がいいのでは、と。

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp