
兵庫県神戸市出身、1985年生まれ。関西大学法学部 卒業、立命館大学法科大学院(法務研究科法曹養成専攻)卒業、趣味はバスケットボール
井川先生のご職歴を教えて下さい。
実は弁護士になる前は兵庫県庁に勤務しておりました。
弁護士を目指された理由・動機を教えて下さい。
当初は,教員志望で,中学校や高等学校の地歴公民の免許を取得に励んでいました。しかし,実際に高等学校へ実習生として行った後,受験や部活動を頑張っている生徒をみて,このまま教員になるのではなく,自分自身の能力や経験を高めるためもっと頑張ってみようと思い,法学部だったこと(仲が良かった友人が弁護士を目指していたこと)もあり,弁護士を目指してみました。なお,いまは,弁護士会の公益活動として,定期的に小中高等学校に派遣され,生徒さんに法教育(模擬裁判など)をする活動もしています(先日は,裁判所,検察庁と共催で,高等学校の教員向け研修を実施しました)。
お仕事の時に大切にしている事を教えて下さい。
粘り強く取り組むことですね。紛争案件は,一般的に,当事者双方に有利な点も不利な点もあります。そのため,落とし所はありますが,依頼者にとって出来るだけ良い結果になるよう,リスクも考慮しつつ,出来るだけ粘って良い条件を(裁判前の交渉でも,裁判上の和解でも)勝ち取れるようにと考えています。
弁護士というお仕事は好きですか?やりがいは何ですか?
好きか嫌いかの二択であれば,好きです。辞めたいと思ったことも,現実逃避をしたいときもありますが,達成感が大きく,依頼者から直接の感謝を受けられることも嬉しく思います。負担感は大きいですが,(前職と比較しても),私の性に合っている仕事だと思っています。
やりがいは,難しい案件を想定よりも良い形で解決できたときや,依頼者に感謝していただいたときです。どんな事件も,迷いや苦しみはある中で,中には解決まで4年以上経過したものもありますが,その分,事件が解決したときの解放感は大きいです。

ご依頼を受けるお仕事で多いジャンル若しくは得意なジャンルを教えて下さい。
インターネット上の紛争,不動産関係の事件,刑事事件を多く扱っています。
ここ最近新たに取り組んでいる事はありますか?
労働災害事件や成年後見事件に取り組んでいます。
ご依頼者から言われて嬉しかった一言を教えて下さい。
色々と感謝の言葉もいただくので選びきれないのですが,「これで新たな人生を進めます」といったお返事をいただいた際は嬉しく感じました。
インタビュー後記
井川先生はネットトラブル解決を得意とする弁護士さん。前科系の記事削除依頼は日常茶飯事で、虚偽の口コミやSNSでの誹謗中傷など個人・法人からのご依頼相談を多く受けていらっしゃるとの事。具体例を幾つか伺いましたが、言われてみればこういうトラブルあるだろうなと思うものばかり。今やネット無しでは生きていけない時代。各ジャンルで口コミや星付きの評価サイトが存在する以上、悪質な内容や虚偽コメントは企業の業績や求人に大きく影響を受ける事必至です。
「ネットトラブルに関し、誰に相談すればいいか分からず泣き寝入りされている方が多いと思います。」という井川先生のコメントにこの問題の根深さ、難しさを感じました。現在ネット上に掲載された言われのない書き込みや誹謗中傷により不利益を被っていらっしゃる方や傷つけられている方はお気軽にご相談ください。
ネットトラブルはこれから減る事なく、手口やり口が更に巧妙化してくると予想されるだけに経験豊富な弁護士さんを味方につけなければ勝てない問題です。一人で悩みを抱える事なくまずはベリーベスト法律事務所にお電話してみて下さい。実はインタビュアーである私もネット掲示板に虚偽の書き込みをされた経験があるだけに今日はとても興味深いお話を伺えました。
※2022年9月6日時点の取材記事です。
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