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能登半島地震に援助のご相談
(1年前の記事です) 掲載日:2024/01/10
能登半島地震が発生して、被災者が宿泊に困っているニュースを聞いた。
今、自分の住宅が空いていて当分使わないので、住宅を提供したい。
私が一軒で申し入れても、難しいから千代田区でまとめてくれば、提供できるのでお願いしたい。また、民間でまとめているところがあれば教えてほしい。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

区の幹部も話し合いました結果、下記に示すようになりました。
被災者の心情としては、他県に行くのに抵抗がある方が多く、なるべく自宅の近くを望む方が多い。
ものを取りに帰ったり、盗難の心配がある為、確認しやすい近隣に仮住宅を求める人が多い。
①公営住宅の提供
東京都や千葉県などの県レベルでは公営住宅の空き家戸数が多く、能登半島地震被災者に対して提供をしていますが、千代田区における公営住宅の空き家は非常に少なく、仮住宅についても区内における災害や改修のために確保せざるを得ないことから、区として提供できる状況ではないとの区の担当者からの回答がありました。
②民間賃貸住宅の提供
石川県においても「みなし仮設住宅」という制度があり、民間賃貸住宅を仮設住宅として活用できる制度がありますが、住宅は宿泊施設と異なり借家契約が必要になることから、不動産事業者(仲介業者)が斡旋した住宅であることが条件となっています。
この「みなし仮設住宅」とは別に、個別に民間住宅を提供する場合にも、借家契約が発生し、区がそれをあっせんすることは困難です。
借家期間や賃料等などについて、トラブルが発生する可能性もあり、仮設住宅、みなし仮設住宅、県外の公営住宅の開放などの現行制度の中で住宅をの支援を受けていただくのが望ましいと思われます。
③連携協定自治体
区と連携協定を結んでいる自治体など、個別に信頼できる関係がある自治体からの具他的な依頼であれば、一定の対応も考えられますが、石川県の自治体と千代田区は協定を結んでおらず、今回こうした個別の対応は困難な状況です。
善意のご提案ではありますが、現状では頂いたご提案を、区が実現することは難しいということをご理解ください。
現時点においては、民間(千代田区内の事業者)でも、住宅関連の支援について取りまとめを行ってはいないとの回答を頂いております。
住宅の提供といった観点からは外れてしまいますが、ふるさと納税災害支援寄付や、義援金送金を行うのも一案であると思われます。
ご質問を多く頂いています。回答には時間がかかる場合があります。