
出 身:横浜市戸塚区
何年生まれ?:1976年
趣 味:家族旅行
学 歴:神奈川県立光陵高校、新潟大学歯学部
経 歴:歯学部卒業後東京医科歯科大学にて研修を行い、その後4か所で勤務した後、29歳で開業
どんなお仕事をしていますか?教えてください
予防歯科医院を開業しています。予防歯科には定期的に来院いただき掃除をすることと、患者さん自身に健康を考えていただき生活に取り入れていただくように支えることがあります。私が魅力を感じたのは後者で、自身で体を作ることを口腔の健康からサポートしたいと考えました。
この仕事を始めたきっかけはなんですか?
矯正歯科医であり、好きだった叔父の勧めで歯科医を志しました。開業前に経験した歯科医院では、多くの治療を学ばせていただき、スキルを身につけることもできました。その中で「この人がもっと早く歯科医院に来てくれたら、こんなにお金も時間もかけずに治療できたはず」と感じたことで、予防歯科をメインにした歯科医院を開業したいと考えました。
お仕事をする上で大事にしていることを教えてください。
クリニックは「皆様の健康と笑顔を支援する、Well-Being を共創する」と理念に掲げ、Well-Being DENTAL CLINICと名付けました。Well-Beingは身体的、精神的、社会的に満たされている状態です。治療の主役は患者さんなので、情報提供やコミュニケーションを行うことから「患者さんと共にWell-Beingを創る」というスタイルを心がけています。歯科医として「歯を持ってくるわけではなく、人がやってきている」ことは忘れないようにしています。
どんなお客様が多いですか?
親子連れとセカンドオピニオンの方が多く、「当クリニックに何を期待しているのか」を意識してコミュニケーションをとっています。また、当クリニックはメディカルトリートメントシステムを導入しています。治療の前にレントゲンを複数枚撮影する、唾液検査でむし歯のリスクを測る等多くのプロセスを辿ります。そのため、早く治療してほしい!という方には当院のサービスが合わないと考えています。一方で、健康感を高めたいと感じた方には合うと考えます。
お仕事を通じて、今後どんなことをしていきたいですか?
悪くなってから通うのではなく、予防のために通う歯科医院でありたいです。また、今後は子どもの虫歯予防含めて広く子どもの予防矯正に取り組みたいです。乳歯が生える生後半年頃からお母さんに知識を持っていただくことが大切なので、歯の生え方、口腔機能は顔や体の成長にも関わることを啓発したいです。
その他伝えたいことがあればどうぞ
口腔の健康は介護予防や健康経営にも繋がります。これは私個人の発信で追いつく状況ではないので、学会を経由して広く発信することが大切だと考えています。
インタビュー後記
お口の中の健康は、介護や健康経営に繋がる。歯の治療をするのでは遅くて、歯の治療をしなくても良い状態にしていくのが歯科医師としての役目だとおっしゃる園延先生。健康と笑顔を作ってくれる先生です。予防を伝えていく事は当然ですが、一番大事にしていることは、患者様自身に健康について考えてもらう事だそうで、患者様とのコミュニケーションが重要とおっしゃっていました。確かに、虫歯や歯周病、歯肉炎などは事故ではなく経過に伴う劣化ですからね。日々の予防をすることでご自身の健康を守っていくことに繋がります。考え方が大きく変わったインタビューでした。是非とも、近くじゃない方でも予防診療をしていただけるような仕組みも作っていただきたいです。
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