先週からシルバーウィークに突入ということで、世間的には3連休のあとに3日間仕事して3連休の方が多いのでしょうか?それとも、平日にあたる3日間も有給を利用して都合9連休にしている方もいらっしゃいそうですよね?

 

でも、先週から台風の接近で、しかも、最大級の台風の接近とニュースなどで報道され、鉄道や空の便は早くから運休・欠航を決めたところもあり、せっかくどこかへ遊びに行こうかと考えていた方には、「このタイミングで??」と思ったことでしょう。

 

しかも、シルバーウィーク後半にも台風が接近ということで、はっきりしないお天気が続いているので「家でのんびりしてようか」とお出かけの予定を変更した方もいらしたのではないでしょうか?

 

シルバーウィークのお彼岸の時期なので、出来る事ならばみなさんには「お墓参り」をしてご先祖供養をしていただきたいのですが、こんな天気だし、コロナ禍という事もあってお彼岸のお墓参りはどうしようって悩まれている方もいると思います。そう言った意味でも、早く台風が進路を変更して天気が回復していただきたいものですよね。

 

ということで、今回は「台風とお葬式」についてお話して参ります。私は何年か前に会社にお客様からお電話がかかって来た事を思い出しました。お電話の内容は、お父様を亡くされた方からで、先ほど、担当者とお葬式の打合せを終えたところで心配になったことがあり、お電話をくださったのだそうです。

 

その内容とは、「ちょうどお葬式の日に台風直撃とニュースでやっているのですが、もしも、台風が直撃したら、日程をずらす事はできますか?」というものでした。

 

確かに、台風が直撃したら、ご遺族やご親戚、ご友人が葬儀式場にお越しになれない可能性もある訳ですから、心配になるのも頷けます。しかし、回答としては「お葬式の打合せを終えてすぐの今であれば、日程を変更することはできますが、お式当日に台風が来たからと言って日程を変更することは難しいと思います」とお答えいたしました。

 

というのも、お葬式の日程を決めるのには、主に、4つのご都合をお聞きした上でお葬式の日程が決めているからです。それでは、4つのご都合というものをご説明して参ります。まず、1つ目は、お寺さんのご都合になります。例えば、ご希望している日時に、自分のお付き合いのあるお坊さんが、別の式場でお葬式のご依頼があった場合には、当然、この日は行けないという形となります。

 

2つ目は、火葬場の予約状況です。ご希望する日時に火葬場が空いているかどうかです。特に関東圏はお葬式を終えた後に火葬場に向かいます。また、火葬場の1日の受け入れる人数が規模に応じて違いますので、いつでも簡単に予約できる訳ではないのです。

 

3つ目は、ご希望の葬儀式場が、ご希望する日時に空いているかどうかです。そして、4つ目が、もちろん、ご遺族のご都合となります。例えば、たまたま海外に出張している時に、親が亡くなったがすぐに帰れない場合は、当然、その方の帰国を待って日程決めをいたしますので、ご遺族のご希望は当然お伺いいたします。

 

このような形でお葬式の日程を決めているので、当日のキャンセルは難しいというのは理解していただけると思います。しかし、ご遺族・ご親族・ご参列者の安全がもっとも重要です。最終最後は喪主様やご遺族様のご意向が最優先になりますので、このようなご心配事は遠慮せずにお聞きすることで、葬儀社は臨機応変に対応してくれると思います。

 

 

 

 

こちらのブログをご覧のお葬式のご相談をご希望されている方は、メールにてお葬式の事前相談を実施しております。あなたがもしもの時に慌てない為にも是非ご活用ください。d.kobayashi.sousaidr1@gmail.com  (1級葬祭ディレクター  小林大悟  相談メール)

 


著:一級葬祭ディレクター 小林大悟