【TOPコレクション 不易流行】

【第５室】
野口 里佳《潜る人#1》1995年 発色現像方式印画

この作品の制作時、作家は京葉線をひと駅ずつ下車して写真を撮っていました。
ある日たまたま潜水服を着て海へと向かう人の姿を見て興味を覚え、その人を追いかけることでこのシリーズは始まります。
その時に持っていたカメラは作家が初めて個展を開いた時に来場した見知らぬ人からもらったというパノラマカメラ「ワイドラックス」でした。

「初めてダイバーに出会ったのは冬の日。その姿は、月にゆく人のようでした。不思議だったのです。」作家はこのように述べています。

展示作品はシリーズのうち最初の1点にあたる写真です。このシリーズは見慣れたはずの日常の延長に、思いがけない未知への扉が開かれていることを見る者に強く印象づけます。

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総合開館30周年記念
TOPコレクション 不易流行

会　期｜2025年4月5日（土）～6月22日（日）
時　間｜10:00～18:00（木・金曜日は20:00まで）
※入館は閉館時間の30分前まで
会　場｜東京都写真美術館 3階展示室
休館日｜毎週月曜日
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0 いいね！ （'25/06/02 10:01 時点）