

1999年生まれ。神奈川県出身。
父親に誘われて参加したヨガレッスンをきっかけに、専門学校卒業後にヨガインストラクターの資格RYT200を取得。2022年1月より、フリーでヨガレッスンをスタート。
毎月数回、新宿御苑や代々木公園にて老若男女問わず幅広い人々が参加するパークヨガを開催。常に仕事や私生活で頑張る参加者に対して、”がんばらない”ヨガを伝え続ける。
心から笑顔になれるヨガをみんなに伝えていきたい。
パークヨガ冒頭、お話しをする里菜さん
ヨガを始めたきっかけを教えてください。
ヨガと出会ったのは、3、4年前に元々父がやってて教えてもらったのがきっかけです。
一緒にヨガのクラスへ行くようになって、むしろ私の方がハマってしまいました。
父は、もともと脚があまり良くなくて整体に通っていました。でも、整体に通うには施術代がかかります。しかも、整体自体は対処療法だからすぐ元に戻ってしまいます。
継続して毎日やらないと意味がない。だけど、それは経済的にも大変なので良い方法を探していた時、毎日気軽にできるヨガを知ったみたいです。
私も脊柱側弯症っていう背骨が湾曲してしまっている症状があって、治らない体質を持っているんです。
でも体を定期的に動かすと肩こりの解消や心にもゆとりが生まれることを知ったので、自分のためにもやってあげようと思い始めました。
気付いたら、純粋にヨガが楽しくて気付いた時には笑顔になりながら継続できている自分がいました。
ヨガをお仕事にしようと思った理由を教えてください。
私は生きてきた中で、すごく得意だと思うものが無かったんです。
過去にクラシックバレエをやっていた時期もありましたが、別に踊りが上手い訳でもなく、柔軟性があったから出来ていただけでした。
元々、自分の手で何か生み出すことをやっていきたい想いが心の奥にはありました。
獣医の専門学校に通っていましたが、その当時から他にも何かやりたいなと思って探していました。
何にも縛られずに自分で何かやりたいと思った時、出会ったのがヨガでした。
とにかく学校での自分が嫌いで、動物が好きなので進学を決めたましたが、周囲と馴染めませんでした。
中学高校は美術部で、どちらかと言うと誰かの影に隠れて絵を描いたり、本を読んだりするタイプでした。
そんな自分に自信がなかったです。でも、ヨガと出会って、そんな自分でも良いんだと思えました。
自分には向いてるものが無いと思っていたけれど「ヨガだったら出来るかも!」と、自分の直感が働きました。
私の中で自信のあるものがヨガになり、やりたいと思って決めました。
それに、ヨガをすることで自然と笑顔になる自分がいたので、これは自分だけに留めておくのではなく、周りにも伝えていきたいと思い、ヨガを伝えるインストラクターのお仕事を始めました。
ヨガはの好きなところはどんなところですか?
ヨガの深いところが好きです。
ポーズそれぞれに意味や哲学があって、全て日常生活に置き換えられるんです。
ヨガの哲学の一つに時間も、何に対しても一方的に奪ってはいけませんよ、いうものがあります。
私たちは何かを奪って生きてきている。
例えば空気も奪ってる、と捉えることが出来ます。
周りから奪っているからこそ、そこに対してちゃんと感謝をしなきゃいけない。更にはちゃんと還元していかなきゃいけない。
そういう、なるほどなと思わせてくれる考え方が好きです。
この様な日常生活を豊かに、丁寧に暮らすためのヒントがヨガの中にたくさん落ちているんです。
ヨガは日常生活をより楽しく豊かに生きるツールだと思っています。
新宿御苑で開催のパークヨガの様子(2023年4月1日開催)
”がんばらない”ヨガで、自分とも人とも繋がる空間創りを。
お客様はどのような方が多いですか?
幅広い方々にお越しいただいてます。
年代で言うと、一番下が20代。上は60代ぐらいの方までいらっしゃいます。
ヨガは女性がやるイメージがありますが、男性でも女性でも、性別も年齢も問わずウェルカムな空間作りを意識しています。
一人必ず自己紹介をする時間を作るようにしています。
自己紹介があると、平等に時間を使って話が聞けるので、必ず来た人みんなが喋れるように工夫しています。
参加される方は、SNSやインターネットを見て来て下さる方もいます。
ただ、有難いことに多くの方が口コミでいらっしゃいます。
参加目的としては、運動不足解消やダイエットの方もいますが、繋がりを求めて来てくださる方がとても多いです。
あとは、パワーをもらいに来ました、と言って下さる方も有難いことに最近多くて嬉しいです。
大事にしていることを教えてください。
ヨガは難しいことはしないです。
少しチャレンジをする場面はありますが、基本的には簡単でシンプルなものです。
だからこそ、ヨガの最中は「今のままでいいよ」「頑張らなくていいよ」と伝えています。
ポーズを取っていて、少しでも痛い、苦しいと思ったら、一個手前に戻ってください、と言うようにしています。
私はいつも、日本人はみんな頑張っていると思ってます。
常にデスクワークで、肩を丸めながら過ごしている。頑張っている体勢を取っているから、身体が歪んで来る。
だからこそ、頑張らない時間を少しでも作って、深呼吸をして、身体を緩めるだけで、身体や心が変わってくるんだと思います。
あと、自分でヨガのレッスンをやって気付いたのは、イントラクター自身が楽しそうで、笑顔な人の方が良いレッスンをされていることです。
今でも様々な方のヨガレッスンを受けていますが、人によって伝え方が全然違います。
でも、共通している点は、笑顔でやってる人の方が人が集まっていることです。
根本、その人自身が一番楽しんでるか。
これがお客様も楽しめるレッスンかどうかを決まると思って、楽しむことと笑顔を大事にしています。
新たに取り組んでることくを教えてください。
常に誰かと一緒にやることは心がけています。
例えば、管理栄養士の友人に、ヨガの後に食べるランチのお弁当を作ってもらったり、
ランニングを教えてくれる講師の方呼んだり、一人ではなく誰かと一緒にコラボすることを意識しています。
そうすると、相乗効果でよりいいイベントが作れると思ってます。
今後も、色々な人とコラボしたいと思っています。
例えば、お茶とか紅茶、ハーブティーが好きなので、カフェ空間とコラボしたいと思っています。
いつもレッスンが終わった後にプレゼントで紅茶を配っていますが、
その紅茶も、手作りで作ったりとか、お店とコラボできたら楽しそうと考えています。
あとは、有難いことにイベント開催のお誘いをいただくことが多いです。
パークヨガや、スタジオでのヨガレッスンだけでなく、様々な場所でやっていくと思っています。
もちろん東京だけでなく、今後は横浜でやる計画もしています。
自然が好きなので、将来的には自然のあるカフェや空間でヨガが出来たらいいですね。
新宿御苑で開催のパークヨガの集合写真(2023年4月1日開催)
これからヨガを始める方へひと言お願いします。
何度も言いますが、普段頑張っているからこそ、休む時間を作りながら非日常的な空間を楽しむ時間を取りませんか?と私から一つ提案したいです。
見渡すと、歩くスピードが速かったり、電車に乗っても扉にバッグが挟まったりしています。
でも1日たった1時間でもいいから、落ち着く時間を作ったら、そういうことも減ってくると思っています。
それこそ暗いニュースも減ってくると思っています。
自分に対して許す時間をヨガで一緒に作りたいと思っています。
女性でも男性でも、どんな年代の方でも一緒に、気軽にヨガで体を動かしましょう、と伝えたいです。
好奇心旺盛な人間なんです。
ヨガの他にも好きなことを教えてください。
趣味が本当に多いんです。
今ハマってるのがモルック(木の棒を投げて遊ぶボーリングみたいなゲーム)、ディズニー、カラオケ。
それから健康的なご飯屋さんを探して巡るのも好きです。散歩も好き。動物を見るのも好きです。家でもオカメインコを飼っています。
最近、寝ることも好きになりました。
寝てる間は何もできないから勿体なくて、睡眠時間を削りたいと思っていました。
でも寝ているオフの時間も充実させた方が、バランスが取れて起きているオンの時間のパフォーマンスが上がることに気付いたんです。
なので寝ることが好きになりました。
睡眠の質を上げるために、最近肌触りが良いパジャマを買って着たり、紅茶などの温かい飲み物を飲んだりしています。紅茶のストックを常に用意していて、今日飲む紅茶を選ぶのも楽しいんです。
あとは週に3回ほど、夜寝る前にオンラインのヨガレッスンをやっています。
寝る前にヨガをすると、翌日に起きた時の感じが違うから、いい一日が始まるなって思いますね。
インタビュー後記
ヨガ未経験のわたしが、里菜さんのインタビューを通してヨガの魅力に引き込まれました。
インタビュー後、私もヨガを初体験してきました!人によって、リラックスできる場は異なりますが、ヨガの独りよがりではなく、里菜さんご自身もそのような空間作りに一役買っている、そんな方でした。インタビューもヨガも楽しくさせて頂きました。
時間が経つうち、いつのまにか私自身も段々緩んでいる、そんな素敵なインタビュー時間でした。
お問い合わせ
りな 歩くパワースポット(@rinachi0413)
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*お問い合わせの際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。