
平成3年、茨城県生まれ。古い葬儀業界の体質に嫌気を感じ積極的にウェブマーケティングの知識を取り込み起業。取捨選択型見積もりや自宅葬の提案など今の時代にマッチしたお葬式を提案する新進気鋭の葬儀会社を経営する。趣味はプラモデル制作と映画鑑賞。
古い体質の日本の葬儀業界を変えたい
このお仕事を選択した経緯を教えて下さい。
介護職、葬儀会社、コンサル業を経て今の会社を起業しました。介護の時に看取りを行う施設にいた為、葬儀社と接する機会が多く、この業界に興味を持ったのが葬儀業界に転職したきっかけです。
起業したきっかけを教えて下さい。
介護業界から葬儀会社に転職したのですが、その時一番感じたのは葬儀業界の「待ち」のビジネス体質でした。働くにつれその古い体質に嫌気を感じ、ウェブのマーケティング会社に転職しました。
この転職が私にとって大きかったと思います。まずは私がマーケティングを勉強し、その知識と経験を活かせば現状の葬儀業界より良いサービスを提供できる自信が湧いてきたんです。そして思い切って起業致しました。

「あの人らしいお葬式だった」と言わせたい
御社のご依頼者のお葬式の傾向を教えて下さい。
弊社の特徴としてネットで検索されたご依頼者からの事前相談が多いですね。割合としては1日葬4割、自宅葬3割、火葬のみが3割。取捨選択型というスタイルを全面的に押し出しているので、低単価から高単価まで幅広い顧客層のご依頼者様にご利用頂いております。
社長が目指す葬儀に於いての顧客満足度とは
その方がこれまで歩んできた人生が一人一人異なるように、お葬式も「あの人らしいお別れ」と思い出して頂けるよう、 その方との思い出、お人柄、仕事、ご趣味、考え方をじっくりお葬式のご相談と合わせてお伺いさせて頂き、「その方だけの後悔しないお葬式」を実現させる事ですね。その為には兎に角時間を頂戴しての事前相談、オーダーメイド、取捨選択型のご提案。この3つは欠かせないんです。
御社が選ばれる葬儀社である所以を教えて下さい。
弊社は株式会社エンディングライフという会社名ですが、屋号で『相談できるお葬式』と謳っております。そういう意味も相まって事前相談が7割を占めているのが大きいと思います。自宅葬やオリジナルの花祭壇など他社ではあまりない担当者からのご提案などが目玉ですね。
特にこだわりがあったり故人様へのお気持ちが強いご家族様から高いご評価を頂戴しております。その辺り弊社で施工して下さった皆様のアンケートも弊社ではウェブで公開させて頂いております。是非ご覧下さい。
選ばれる理由 | 相談できるお葬式 (ending.life)

この地で起業されたのは何故ですか?
町屋、四ツ木と斎場が近かったのが一番の要因です。あと調査した結果、古い会社が多かったのでこのエリアなら私が学んだマーケティングの知識を活かせばウェブで集客できるなと思いこの地を選びました。

これからの会社の展開を教えて下さい。
日本の多くの葬儀会社はご本人様が亡くなってからバタバタ動くという集客方法を取っているところが未だに多いんです。それを減らしてきたい。やはりお葬儀って精神的にも肉体的にも疲労困憊になります。そんな時に葬儀の営業マンから矢継ぎ早に話をされたってご依頼者様も耳に入ってこないと思うし、全てに余裕がないと思います。それであれば事前にご相談頂く環境を作るよう尽力するのは葬儀業界の当たり前の流れだと考えています。
インタビュー後記
今まで多くの葬儀社の皆様にお話を伺って参りましたが、年齢もお若くとても葬儀業界の人とは思えない社長さんでした。この業界の古い体質を見抜き、ウェブマーケティングをしっかり学び、経験値を積んできた故の発言がいくつもありました。
「お客様を待つ」というより、事前相談で何をやって何をやらないのかという取捨選択型のプランのご提案など今どきの感覚を取り入れたビジネススタイルは斬新であり、なぜ今まで無かったのかが不思議な位です。
家族葬で参列者が少ないのであれば、会館を借りたりせず費用を掛けずにご自宅でお葬式をしたっていいんですという話を前面に押し出すスタイルも興味深いお話でした。葬儀会社様からすると会館利用してもらった方が売上高が上がるはずですからそういうお話を隠しがちですがそれもオープンにしてしまう。この新進気鋭の株式会社エンディングライフさんはこれからも注目ですね。
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