まちの仕事人インタビュー
白と黒の世界で余計なものを削ぎ落としていく
書salon 鯉沼 由佳 (こいぬま ゆうか) さん インタビュー

出  身:埼玉県入間市

出 身 校:日本女子大

趣   味:ホットヨガ・バスケットボール・海外旅行

職歴・経歴:専門商社で社長秘書を経験し、経営企画に、その後留学して自分の居場所を見つけられた(マイノリティを発見)

International class of Japanese Calligraphy 書salonを主催しています

毎週火曜日に「書salon」書道教室を展開しています


性別や国籍問わず楽しめる書道教室です!

火曜日  1000+1BOOKs「ここです」  水曜日  入間地域センターで開催していますので、お問合せください!

この仕事を始めたきっかけを教えてください

元々日本の”ものづくり”や、人と関わってチームで一丸となって作りあげていく達成感がたまらなく国内メーカー2年ほどで働いていたのですが、結婚後夫の転勤で突然キャリアを諦めなくてはならない状況に直面しました。その時、アメリカ留学中にいつかこれをやろう!と決めていたことに切り替えました。書道は中学生くらいまで近所で習っていたのですがやめてしまい、師範取得もしていなかったので(財)日本習字で一から学び直し教室を開くようになりました。

お仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?

尊重、好奇心(人や学び)です。国内外の多様な人の出会いがたくさんあり、違うから知りたいと興味が沸き人への好奇心が育っていくようでした。人がとらえた書や、生み出した造形に触れることは、私にとってはその人が見る世界を一緒に見せてもらえる新しい世界への扉なんです。ですので、はじめは添削してください、と言われてもその人なりに良い!と朱液を入れられないことがありました。でも、段級位を上げたい、師範をとりたい、という目標をもっている方がほとんどなので、アドバイスは「ここはこう書きましょう!」ではなく「なるほど!そういう理由があるからなんだ」と納得して面白いと感じてもらうような伝え方を日々努めていいます。

自己実現・瞬間芸術・白をどうつくるか?が大事

白と黒のみの世界で余計なことをそぎ落としていく▶自分の核をつくる

どんなお客様が多くいらっしゃいますか?

年齢問わず子どもから大人まで。ワークショップは海外の方向け。

また、センイチブックスの棚主を始めて以来、個人事業の方から屋号や筆文字のご依頼を頂く機会を頂いています。クライアントさんの求めるもの、イメージするものを、デジタルや機械では表せない絶妙な筆表現で生み出せた時、喜んで頂けたときは本当に幸せです。

今後、お仕事を通じてどんなことをしていきたいですか?

個性発信基地のセンイチブックスで、面白い作品集ZINEつくりをして、書の新しい楽しみ方を発信したいです。また多方面の方とコラボレーションをして筆文字で何かを生み出すお手伝いができたら!と思います。また書道のオンラインスクールも作り、世界中の人々と一緒に学べる、マインドフルネスな時間を日常化することも実現していきたいです。

告知《オーダーをいただければ、筆文字を書きます。一度お声掛けください》

インタビュー後記

この「縁」のPOSTCARDは、私のオーダーで書いて頂きました。この字体に成るまで、何度もいくつもの縁を書いてくれたんです。どうやって決めていくか?ですが、オーダーする人(つまり私)の想い(なぜこの葉書を作りたいのか?)を聴き、意味を込めて書いてくれているんです。実は正確な自体とは少し違うのですが、私の周りに「縁」クルクル回るようにって、◯になっている部分があるんですって!それを聴いたときにとても嬉しくて、それ以降、ゆうかさんのハガキしか使っていません。また、インタビューの際に心に残ったことですが、「書の道を自分で見つけることが大切で、その道を見つける課程を楽しむこと」「自分が関わることで「その人それぞれの書道を歩んで行ってもらいたい」「墨は残る。紙も残る。書は、誰でもできる行為なんですね」と何とも深い。。。書道ってかっこよすぎです。是非皆さん、書いてもらってください。

お問い合わせ

和ールド書房  #37  鯉沼  由佳 《 書salon https://www.facebook.com/shosalon1

 @1000+1 BOOKs

東京都調布市仙川町1-19-24

HP:https://senichibooks.com/

facebook:https://www.facebook.com/senichibooks

*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。