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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、
一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意味。
何事を始めるにも良い日ともされ、仕事始め、開店、
出店、お金を出すことに吉であるとされる。
一粒のヒントやアイデアがあなたの運を万倍にする。
ビジネス評論家石塚 毅のビジネス系開運コラム。
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こんにちは!
緊急事態宣言がなんと!5月末まで延長されて
しまうことになってしまいましたね。
私は自粛解除派で、GW明けたら一斉解除宣言を
出すべき、と考えています。
さて、アフターコロナで変わるものとすぐに元に戻る
ものとがあり、一粒万倍では「変わる」ものをしばらく
取り上げてみるということでしたね。
今回取り上げるのは「新卒採用」。
いきなり(笑)石塚予想から始めましょうか。
アフターコロナで新卒採用はこうなる。
石塚5つの予想
1大学生の大企業志向がますます強くなる
2一気に買い手市場化し、就職氷河期となる
3新卒採用が通年化する
4いままでのような就活をしない学生が増える
5企業が専門学校機能を創り学費を取って
教えるところが出現する
みなさん、いかがでしょうか?
1大学生の大企業志向がますます強くなる
コロナショックで倒産や経営危機を迎えるのは、ほぼ
99%が中小企業です。
一方でテレワークやオンライン会議にサッと切り替えて
いる大企業は一見安定しているように見えますよね。
だから、就職するならやはり安定度抜群の大企業に!
と思う学生は多いでしょうね。
しかし、入社できても定年まで働けるかどうかはまた
別問題です。
大企業はコロナを追い風にますます40代以上のリス
トラを加速していることは忘れないでくださいね。
2一気に買い手市場化し、就職氷河期となる
3新卒採用が通年化する
これは同じように予想する方も多いでしょう。
これから就活を迎える学生さん、大変厳しい状況も
覚悟せねばなりません。でもむしろこれをチャンスに
転換できた人にはいい時代になりますね。
4いままでのような就活をしない学生が増える
いまでも全体の5~10%はいわゆるシューカツを
まったくしない学生が存在します。
筆者もバブル崩壊後の就職氷河期を経験しましたが
その時代の経験者で令和のいま世の中で活躍している
人に実はこのタイプが少なくないです。
積極的・能動的なドロップアウトや、これは!という人へ
の弟子入り、いきなり起業、などなどいろんな選択肢が
あるはずです。
5企業が専門学校機能を創り学費を取って教える
ところが出現する
新卒の新入社員に1から仕事を教える、というのが
常識でしたが、これも崩れるでしょう。
営業・マーケティング・ITエンジニアなどなど、
お金を払って、企業で仕事をしながらスキルを身に着ける
ということがだんだん珍しくなくなるでしょうね。
お前は何を言ってるんだ!という方も多いかもしれません
が企業も人件費はゼロで採用教育それ自体が収益化
させることができるのです。半年から1年で教えて、
モノになりそうなら採用すればいい。自分でお金を払うのだから
本人も真剣です。ちゃちな現行のインターンシップなんぞ
よりはるかに実効性があると思いますが。
上記の5つの予想、みなさんはどう思われますか?
されど、新卒採用はアフターコロナで変わるのです。
著:石塚 毅
石塚 毅(いしづか たけし)
1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に
裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。
話がおもしろい!と評判。
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