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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、
一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる
という意味。
何事を始めるにも良い日ともされ、
仕事始め、開店、出店、お金を出すことに
吉であるとされる。
一粒のヒントやアイデアが
あなたの運を万倍にする。
ビジネス評論家石塚 毅の
ビジネス系開運コラム。
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みなさまあけましておめでとうございます!
今年も一粒万倍をよろしくお願いいたします。
年末年始に
『ストーリーとしての競争戦略―優れた戦略の条件』
楠木建著 東洋経済新報社
を読み直しました。
競争に勝つためには独自の強みを
持たなければならない。
これを、私たちはビジネスの差別化とよく言います。
差別化を、レストランに喩えれば、
見える「レシピ」で勝負するか、
お客さんに見えない冷蔵庫の中にある素材や
料理人の腕・技術、つまり「厨房の中」で勝負する
かどちらかです。
シェフのレシピで勝負することを
「他社と違ったことをする」
厨房の中に重点を置く差別化は
「他社と違ったものを持つ」
というそうです。
いまやビジネスにネットマーケティングによる
販促・集客は欠かせませんが、
これを上記になぞらえると
レシピはオープン→簡単にマネられる
厨房の中は見えない→簡単にマネられない
ネットマーケティングって、私の私見ですが、
一見、すぐにマネできそうでいて実は
後者の「見えない厨房の中の勝負」をやっている
と思えるのです。
アドの時代からSNSの時代に。
YouTube、ショート動画。
だれでもできそうで、でも見えないところで
決定的な差がつく世界。
これぞ令和の「差別化戦略」なのかな、と。
ネットマーケティングのコンサルができる人が
あっという間に年収1億を超えるのも
わかる気がしますね。
(了)
石塚 毅(いしづか たけし)
1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に
裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。
話がおもしろい!と評判。
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