=====================================
一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、
一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる
という意味。
何事を始めるにも良い日ともされ、
仕事始め、開店、出店、お金を出すことに
吉であるとされる。
一粒のヒントやアイデアが
あなたの運を万倍にする。
ビジネス評論家石塚 毅の
ビジネス系開運コラム。
=====================================
今年は花粉症がひどくないですか?
もう毎朝つらいです。先日は注射を
しました。
1、 安い30年
先日の4月2日の日曜日に
NHKスペシャルで
「ジャパン・リバイバル
“安い30年”脱却への道」
を放送していました。
衝撃的な内容でした。
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/98XK419554/
賃金や物価が長く上がらず、
円安も重なり「安い」と
言われるようになった日本。
国際競争力を示す指標は下落し、
海外に進出した日本の企業は
商品の獲得競争で苦戦を
強いられている。
一方で、バブル崩壊後
の“安い30年”を克服する
ヒントとなる動きも。
海外企業との連携に
チャンスを見いだす企業や、
海外からの投資を積極的に
引き出して飛躍する企業
もでてきている。最前線
のルポと専門家のデータ分析
から見えた日本の活路とは。
(NHKの番組紹介より引用)
2、バングラデシュの縫製工場で
衝撃的だったのは、日本のアパレル
商社がバングラデシュの縫製工場に
「値段が安すぎる」と言われて取引を
「断られている」シーン。
結局、国内の縫製工場に山のように
注文が来ている、とのこと。
貧すれば鈍する、を絵に描いたような
状況です。
つまり、日本は生産性でもアジアの
下位だということです。
将来有望な東南アジアの発展途上
国から買い叩かれる国=日本。
3、「衰退途上国」日本
番組ではこういう表現をしてましたね。
「良いものを安く」と突き進んだ結果が
この状況です。まっすぐに貧困国を
目指す国だといえます。
一方で海外投資によって息を吹き返す
事例もいくつかありました。
やはり「外圧」でないとこの国は変われ
ない、のでしょうか。
(了)
石塚 毅(いしづか たけし)
1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に
裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。
話がおもしろい!と評判。
ご質問・ご相談などはこちらまで。