エンディングノートをご存じでしょうか?

最近では『終活』という言葉をテレビや雑誌などでもよく見聞きするようになりました。


その終活の1つにエンディングノートがあります。

医療や介護、ご葬儀やお墓などのご要望やご家族への思いなどをしたためるノートです。

今回ご縁があり、エンディングノートを作成するというお話をいただき、葬儀関連のページを担当させていただきました。

一般的にエンディングノートと呼ばれていますが、お手伝いさせていただいたのは「私の集大成ノート」という名前です。

作成メンバーにはご身内を亡くされたばかりの方がおり、お葬式のご経験を聞かせていただきました。

ご葬儀後すぐのご遺族様とお会いし、お話をさせていただくことはそう多くありませんので、貴重なお話を聞かせていただきました(作成メンバーは他社でご葬儀を出された方です)


特に印象深かったことは、『やらなきゃいけないことより、やってはいけないこと』を知りたかったということです。

今回お手伝いをさせていただいたエンディングノートにも書かせていただいたのですが、やってはいけないことの1つに『戒名とご納骨』の基本ルールがあります。

ご納骨というとご葬儀後と思われる方も多いと思いますが、実はご葬儀の打合せの最初にお墓の話をするのです。正確には菩提寺とお墓の確認です。

菩提寺がいらっしゃる場合は必ず連絡をしないといけません。

例え遠方に菩提寺があったとしてもです。


葬儀で宗旨の選択ができる方は

※実家に菩提寺があったとしても跡取りになる方が別にいてご自身はお墓の継承者ではないことが条件となります。

例えば私は次男なので、実家に菩提寺はありますが長男がお墓を継承すると決まっているので、葬儀の際に何宗にするか、神道や音楽葬なども自分で決めることができます。

以前担当をしたご葬儀に来ていただいた静岡県の菩提寺ご住職は『葬儀を済ませてから納骨にだけお寺に来るケースがあり困っている』とおっしゃっていました。

もし『ご葬儀は近辺のお寺にお願いして、四十九日に菩提寺にご納骨に行こう』とお考えの方がいらっしゃったらお気をつけください。

基本的には菩提寺から戒名を授かる=菩提寺にご納骨ができるということです。

例えて言うならコンビニエンスストアみたいに本社と店舗があり各店舗の経営者が別なように、お寺にも本山があり各寺院がある。同じ宗派であっても各寺院は別々なのです。


もし遠方で菩提寺がご葬儀に来られない場合でも近辺の同宗派のお寺を紹介していただけるケースもあるのです。どの宗派も全国組織で、ご住職同士が大学や修行で一緒であったり繋がりがあるのです。

通常打合せでは金銭的なことや流れについて話し、やっていただきたいことを中心に話を進めていきます。

遺影写真を選んでください、挨拶をする人を決めてください、お棺に入れる副葬品の準備をしてくださいなどお願いをしていきます。

お式までの限られたお時間の中、円滑に進行をするためにどうしてもお願いに偏っていくように感じます。

お葬式は基本的には地域文化です。同宗派であってもその地域によって全く同じということはないので注意が必要です。

お葬式までの期間ご遺族と葬儀従事者は何度もお会いしますが、『聞きたいことあったんだけど忘れちゃった』と言われることが多々あります。

思いついた時はメモをしておくといいと思います。



「お葬式」は突然の出来事で通常とは違い頭が働きにくくなります。

終活が注目されているのが葬儀業界にいると実感します。

今までは事前準備は縁起でもないと言われてきましたが、今回お手伝いさせていただいた「集大成ノート」は一度書いても気が変わったときにまた書き直しもできます。

あの時はこう思った、あの時はこうだったなど、数年後振り返った時に、古いアルバムを見返すような気持ちにもなれます。

確かに葬儀・お墓の項目はありますが、それ以外の項目は自分史であり、ご家族の思い出、今後の人生プランなど将来にわたって必要になるものばかりです。

ご興味のある方はいつでもお問合せください。



著:一級葬祭ディレクター 小林大悟


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