まちの仕事人インタビュー
代々受け継いだを歯科哲学を現在、そして未来へ
細田歯科医院 院長 細田 幸太 (ほそだ こうた) さん インタビュー


【経歴】

・1998年  日本大学藤沢高等学校卒

・2004年  昭和大学歯学部卒

・2014年  某大型医療法人多数勤務 を経て、細田歯科医院開業


【所属歯科医師会での役職】

・日本歯科医師会

・神奈川県歯科医師会

・横浜市歯科医師会生涯研修委員 医 療保険委員

・神奈川区歯科医師会医療保険委員


【所属学会】

・日本審美歯科学会会員

・日本アンチエイジング歯科学会会員



全ての歯科哲学は父から




歯医者を目指したきっかけは?

父も祖父も曾祖父も歯科医でした。

私で4代目になりますが、そう言った意味では当然の流れと言ってしまえばそれまでなんですけど・・・(笑)


ただ、最初から歯科医になりたいと心から思っていたわけではありません。反発していたわけではないですが、違う世界も見ていたと思います。

そして父は歯科医になれ!とは一度も言いませんでした。むしろ色んなことにチャレンジしてみろとういう父でした。

それを証拠に父も若い頃は学校の先生になりたかったらしいです(笑)

歯科医になってからも趣味で詩を書いたり本まで出版したりしてましたしね。


そんな父だからこそ私に無理強いすることなく背中を見せてくれていたんだと思います。


でも、父は内心では私に歯科医になって欲しいと思っていたと思うのですが、今となっては聞くことはできません・・・。


多分、父が歯科医を無理強いしていたら反発してならなかったかも知れませんが、私に自由を与えてくれたおかげで自然と父の背中を追い歯科医の道を志していきました。

お父様の影響が大きかったんですね?

はい、それは間違いありません。


父の好きな言葉が、「得意淡然、失意泰然」(明代の中国の崔後渠の言葉。うまくいってる時は驕り昂らずに、うまくいかない時も平然とゆったりしていなさいの意)という言葉でした。私は今は違いますが、元々はメンタルが強い方ではなかったので、この父がよく言っていた言葉に結構救われたと思います。


人生100年時代になるべく自前の歯を残す。



そんなお父様から受け継いだ細田歯科医院の特徴は?

義歯、入れ歯の患者様はかなり多いです。

悩んでいる患者様が多いんですよね。

どうゆうことに悩んでいるかというと、「噛めない」の一言に尽きます。


(筆者)噛めないって言っても他医院で入れ歯をしてらっしゃったりするんですよね?


そうなんです。それでも噛めないんです。

どういうことかというと、歯科医によると思うんですけど、簡単に歯を抜いてしまったり削ってしまったりして簡単に入れ歯を入れて、はい!治療完了です!としてしまうケースも多々見られるんです。


ここで勘違いして欲しくないのは、良い歯を抜いてしまうということではなく、ダメな歯を簡単に抜いてしまうということです。


(筆者)ダメな歯なら抜いても良さそうですが?


確かに本当に抜いてしまわないといけないケースもありますが、説明もそこそこに歯を残す選択を簡単に放棄してしまうことが、患者様のためになるんでしょうか?


考えてみてください。

簡単に義足になる選択肢を取れますか?


そうではないはずです。

なんとか足を残して治療しリハビリしてまた使えるようにしませんか?

足は簡単には切らないのに歯は簡単に抜くという選択が多いのです。

そして義足になれば想像を絶するリハビリの果てに歩ける様になるのと同様に、歯も入れ歯にしても簡単に使いこなすことが出来るわけではないんです。


なので、なるべく自前の歯を残す治療。

そしてなによりもその前の予防歯科という考えが最重要なのです。


それが当院の最大の特徴です。

では、義歯や入れ歯の患者様が圧倒的に多いんですか?

そんなことはないですよ。

普通に虫歯や歯槽膿漏など口腔トラブルを抱えている患者様も来られますしね。

大切なのは、どんな患者様にも現状の説明と治療の説明、そしてその価値の説明をしっかりするということです。

父が言っていたのは、UNIQLOの歯科医とVUITTONの歯科医が存在するんだ、ということです。


安く早いことだけが是なのかというとそうではありません。

同じ治療でも説明や技術やアフターフォーローによって患者様が感じる価値を最大化し結果を出す、これが大事なんじゃないでしょうか。


予防があっての歯科治療


今までで印象的な患者様はいらっしゃいますか?

91歳で歯科治療や予防歯科を続けていらっしゃる女性がいるんですけど、この方は印象的ですね。

歳を重ねれば、色々な欲は少なくなっていくと思うんですけど、やはり最後まで「食欲」はなくならないんですね。

この方はいつまでも美味しいものを食べたいとおっしゃっていました。

85歳で初来院をされて、現在は介護施設に入られてその施設お抱えの歯科医もいるんですけど、介護タクシーで今でも当院にいらして頂いてます。

歯の治療はもちろんですが、スタッフや私とおしゃべりするのも楽しいみたいです。(笑)


その方の生きるハリになっているのだとしたら歯科治療以上の価値になっているということなんでしょうね。


細田先生が目指す歯科医とは?

患者様の苦痛の最小化と価値を最大化できる歯科医です。

これが代々受け継いできている哲学ですから。

インタビュー後記

歯科哲学を熱く語ってくれた細田院長。

受け継いだ哲学を守っていこうという気概と新しいものを取り入れて更に発展させようという柔軟さに感銘を受けました。

そして人生100年時代を迎え、いかに自前の歯にこだわるかがその人の人生を豊かに彩ることは間違い無さそうです。


これからの時代に頼るべきは細田院長のような歯科医だと確信し、私は歯科治療の予約をさせて頂きました。

皆様も是非、細田院長にご相談してみては?

お問い合わせ

細田歯科医院


〒221-0044  神奈川県横浜市神奈川区東神奈川 1-3-3 細田ビル2階

JR京浜東北線・横浜線「東神奈川駅」東口より徒歩1分

京浜急行電鉄「京急東神奈川駅」目の前


休診日:木曜日・日曜日・祝日  

※最終受付 19:00

※木曜日は自費診療、訪問診療のみ対応可(要問合せ)

詳しくは下記ホームページをご覧ください。


TEL:045-441-2509

HP:http://www.hosoda-dc.jp/


*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。